耳が痛い?いや、聞かない(実行しない)アナタが悪いんです。
連休前夜、いかがお過ごしでしたか? 我々フェニックスの一部(?)の物好きなメンバーは、夜な夜なオンライン教室に集い、貴重な時間を「ダメ出し」という名の愛の鞭に費やしておりました。まったく、ご苦労なこった。連休中の練習で、この鞭の跡が少しでも成長の糧になっていることを祈るばかりです。(どうせすぐ忘れるんだろうけど…)
今回も3対1シングルス練習の映像分析からスタート。もうね、何度言ったら分かるんだか…な課題が目白押しでした。
ミスが多いそこのアナタ! 打つ前から視線が定まらず、打たれた後に首カックンしてませんか? それじゃ安定なんて夢のまた夢。「水平目線」を意識しないと、あの「塩沢さんみたいなバドミントン」になっちゃいますよ?(本人は安定してるつもりかもしれないのが、またタチが悪い)
なぜそんなに下がる! 前が怖いのか? 日本語で「下がるな」って言ってるのに、なぜか頑なに「下がらない」ことを「やらない」人が多すぎる。 あと、右足が前に出る癖(これも塩沢さんリスペクト?)。体が開ききってフォアが打てなくなる悪癖、いい加減に直しなさい!
一定のリズムでタンタンタン♪ 相手のリズムが変わったら、はい、ミス一丁あがり! レシーブは相手ありき。「来た球に対応する」んです。 反射神経だけでやってるうちは、相手の手のひらの上ですよ。
ダブルスになると、さらに課題は深刻化。具体的な場面と共に、いくつかピックアップしましょう。
前衛さん、そこ、本当にいる必要あります? パートナーがカバーできないところに、さっさと移動してください。 あと、チャンスボール、前に落とされた球、なんで詰めないの? 後ろに下がるのは光の速さなのにね!
こねくり回したショット、気持ちいいですか? ミス増えるだけですよ。安易なロビング、楽ですか? カウンター食らうだけですよ。チームで決めた戦術、覚えてますか? それを守るのが最優先。「ナイスショット」より「決め事を守る」方が100倍大事。ヨッシーみたいに、言われたことを淡々と実行する選手が、結局一番伸びるし、パートナーもやりやすいんです。
なんで煽られたら途端に弱くなるの? ドMなの? そこで強く打ち返せば相手が詰めてこないかもしれないのに、わざわざチャンスボールを献上する意味が分かりません。練習ではできてるのに、試合で「やらない」のはなぜ? ヨッシーを見習いなさい!
結局ね、いくら教室で話を聞いても、動画を見ても、それを「自分ごと」として捉え、「直そう」と強く意識し、「どうすれば改善できるか」を自分の言葉で考え(アウトプットし)、練習で「実行」しなければ、1ミリも上達しません。
「ふーん、いい話聞いたな」で終わってる人、いませんか? 聞いてるだけで満足してる人、いませんか? 正直、そんなインプットだけの時間は無駄です。その時間、自分の課題と向き合ってアウトプットする方が、よっぽど有意義ですよ。
「自分には弱点はない」なんて思ってませんか? そういうスタンスで自分を見ると、不思議と弱点は見えなくなるものです。「ない」ことを証明しようとするのではなく、「ある」ことを受け入れる。そこからしか、本当の成長は始まりません。
ダメ出しばかりで疲れる? ストレス? 知ってますよ、こっちだって疲れます(蕁麻疹出そうだし)。でも、言われないと気づかない、やらないのが人間(特に凡人)ですからね。
さあ、連休中の練習、今日のダメ出しを忘れずに、「やらない」ではなく「やる」を選択してくださいね。コートでしっかり見張ってますから!