私たちは日々、多くの選択や価値観を抱えて生きています。しかし、その中に「本当に変えたくないもの」はどれだけあるでしょうか。大切なのは、一度決めた価値観を守り続けることではなく、変えられるものはどんどん変えていく勇気を持つこと。この講義では、その先にしか見えてこない「一生の宝物」を見つけるための思考法を探求します。
1.なぜ「問い続ける」のか?
大人になると「これが自分の答えだ」と決めてしまいがちです。しかし、人生は変化の連続。何度も自分自身に問いかけることで、本当に大切なものと「そうでもないもの」との違いが見えてきます。
- 価値観は成長や経験とともに変わるもの。
- 一度決めたことも、問い直すたびに理解が深まる。
- 揺れながらも「やっぱり変えたくない」と思えたら、それは本物。
問い続けることこそ、人生を豊かにする“知的な冒険”なのです。
2.「変えたくない」ものの正体
何度も「本当にこれでいいのか?」と問い直したのに、心の底から「やっぱり変えたくない」と思えるもの。それは、外から与えられた価値観ではなく、自分の人生を通して“自分だけの宝物”として磨かれてきたものです。
家族への愛、信頼できる仲間、譲れない夢、誰にも譲りたくない信念……。そのすべては、一度決めただけでなく、揺れ動きながら問い直し続けた先で見えてくるのです。
3.発見の鍵は「変えてみる勇気」
多くの人は、「価値観を変えること=ぶれている」と考えがちです。ですが、本当に大切なものを見つけるためには、変えられる価値観は徹底的に変えてみる勇気も必要です。
- 変えてみて違和感を覚えたら、また問い直せばいい。
- 柔軟に変化することで「変えたくないもの」がより鮮明になる。
- 変化を恐れず、手放すことで本当に残るものが見えてくる。
変えることと問い続けることは、「自分の宝物」を見つけるための両輪なのです。
4.“宝物”はどう見つかるのか
「宝物」は、はじめから自分の中にあるのではなく、問い続けて変え続けることで見えてきます。迷い、悩み、時には「もう変えてしまおう」と思ったことも、すべて「本気で向き合った証」です。
発見のプロセス
問い続ける=「何度でも向き合う覚悟」
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簡単に変わるものは、宝物にはならない
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「やっぱり変えたくない」と確信したとき、人生の指針が生まれる
そして、その宝物が本当に「一生のもの」だったと分かるのは、死ぬ瞬間かもしれません。その時まで続く、尊い旅なのです。
5.あなたの宝探しを始めよう
最後に、ぜひ今日から「問い」と「変化」を日々の中に持ち帰ってみてください。“これだけは何度問い直しても、やっぱり変えたくない”と思えるものが見つかれば、それはあなたの「一生の宝物」になっていくはずです。
今日からできるアクション
ノートに「自分の大切にしたいもの」を書き出す。
定期的に見返し、本当に変えたくないか問い直す。
「今の自分に合わない」と思ったら、潔く変えてみる。
迷ったときほど「なぜ大切なのか」自分に聞いてみる。
私は、その答えに出会う日を楽しみに、生きている。
あなたもぜひ、「変える勇気」と「問い続ける力」を手に、人生の宝探しを――。