今夜のテーマは「AIの勉強会」…のはずが?
2025年5月27日の夜、いつものオンライン教室が始まりました。今回のテーマは「AIの勉強会」。トムティさんと鈴木選手の対話形式で進められた今回の教室は、思わぬ方向へと展開していきます。
「今日はAIの勉強会なんですけど」
「なんかやりたいことある?トムティ」
「ルールブックを元に中島さんが図解資料化してくれて、あと、こことここのラケットをヨッシィのに変えて、ここのサービスのやつをもう1個作ろうかなって思って」
どうやら、バドミントンのルールブック用にサーブのイラストをAIに描かせようという企画のようです。しかし、「全然うまくいかなくて」という言葉から、すでに苦戦の予感が…。
衝撃の展開!「バドミントンのサーブのイラストを書いて」だけで成功!?
トムティの提案はシンプルそのもの。複雑な指示ではなく、たった一文で挑戦することに。
「バドミントンのサーブのイラストを書いて」
「こんだけ」
「はいこんだけで行ってみる」
「多分そんだけでいいんじゃないかな」
AIが理解したサーブのイメージ
驚くべきことに、AIは的確にサーブの要素を理解し、詳細な説明を生成しました:
- 上半身が正面やや斜め前から見える構図
- 利き手でラケットを持ち体の横から前で構えている
- 反対側の手でシャトルを持っている
- シャトルは親指と人差し指で羽側を軽くつまむ
- コートのサービスライン近くに立つ
- ラケットは腰の下から振る準備をしている
- シャトルはコルクが下になるように構える
- 体はやや前傾でリラックスした姿勢
予想外のクオリティに一同驚愕
「デデデデデン出てきました」
「これすごくない?これで良くない?」
「え、なんでこんな一発でうまくいったんだろう?」
なんと、シンプルな指示一つで、ほぼ完璧なサーブのイラストが生成されたのです!参加者も「不思議なんだけど」「すごい思議」と驚きを隠せません。
ここで重要な気づきが:「なんかシンプルに行った方がいいのかね」「なんか難しく書いてたら多分ね」
修正地獄の始まり:完璧を求めた結果…
最初の成功に気を良くした一同でしたが、細かい部分が気になり始めます。「若干線が変じゃない?」という一言から、修正の泥沼へ…。
サービスラインの修正でカオスへ
サービスラインの位置を修正しようと試みますが:
- 「イラストのサービスのラインを直して」
- 「正しいバドミントンサービスラインの配置に直したい」
- 「選手の後ろ側にあるラインはなくし、右足の横にあるラインを画面に…」
指示を重ねるごとに、なぜかイラストはどんどんおかしな方向へ。「めちゃくちゃ後ろ」からサーブを打つ選手が誕生してしまいました。
足の位置問題:右足前?左足前?
「サービス打つ時ってどっちの足が前になる?」
「右足前」
「右足だよね、やっぱり」
しかし、AIが描いたイラストは左足が前に。ここから足の位置を修正しようと奮闘しますが:
- 「右足が前で左足が後ろです」→ 変化なし
- 「足を修正して」→ 手が逆になる恐怖
- 逆のことを言ってみる作戦 → 混乱を招くだけ
結果、「通じてるのに反映されてないのはなんでなんだろう」という深い疑問だけが残りました。
フォルトコレクション誕生!AIが生み出した珍プレー集
修正を重ねた結果、思わぬ副産物が生まれました。それは「フォルト専用イラスト集」!
筋肉モリモリサーバーの誕生
「シャトルだいぶ筋肉が出てきたね」
なぜか選手の筋肉が強調されるという謎の進化を遂げたAI。バドミントンのサーブというより、ボディビルダーがサーブを打つような絵に。
顔芸サーブという新ジャンル
「何が?」
「顔?顔顔と持ち方」
「これさ、本当に試合でこれやったらさ、びっくりするかもね」
「顔芸してるやつ」
最終的には、顔の表情まで奇妙になってしまい、もはや「顔芸サーブ」という新ジャンルが誕生。これを実際の試合でやったら相手は確実に動揺するでしょう。
今回の実験から学んだこと:シンプル・イズ・ベスト
今回のAI画伯との格闘から得られた教訓をまとめると:
- 最初のシンプルな指示が最も効果的だった
- 「バドミントンのサーブのイラストを書いて」だけで成功
- 詳細な修正指示を重ねるほど結果が悪化
- AIは文脈を理解しているようで理解していない
- 「コルクが下」と理解しても反映されない
- 足の位置の指示が逆に作用することも
- 完璧を求めすぎると本質を見失う
- 最初のイラストで十分使えた
- 細かい修正にこだわった結果、フォルトだらけに
- 失敗も楽しむ心の余裕が大切
- フォルト集として保存するアイデア
- 顔芸サーブという新発見
まとめ:AIとの上手な付き合い方
今回のオンライン教室は、AIツールの使い方について重要な示唆を与えてくれました。
「なんでシャトルが1発でうまくいったのかが素敵でしまわね」という言葉が象徴するように、時にはシンプルなアプローチが最良の結果を生むことがあります。
AIは強力なツールですが、使い方次第で結果は大きく変わります。細かすぎる指示や過度な修正は、かえって望まない結果を招くことも。大切なのは:
- まずはシンプルに始める
- 80%の完成度で満足する勇気
- 失敗を楽しむ余裕
- AIの特性を理解して付き合う
最後に参加者からの感想:「う、もう今日面白い」
確かに、予定とは違う展開になりましたが、AIとの格闘を通じて多くの学びと笑いがあった素晴らしい教室でした。次回はどんな「想定外」が待っているのか、楽しみですね!
関連動画で理解を深める
今回のAIとの格闘の様子を動画でもチェック!
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