Phoenix-Aichi オンライン教室

2026年2月19日オンライン教室レポート:サンクコストの罠を抜け、空間を支配せよ!思考をアップデートするバドミントン

DATE: 2026年2月19日

1. Opening: 正解探しは依存。「深い関係」の真の定義とは

教室の冒頭は、参加者からの「内容が薄くてもスラスラ書ける習慣がついてきた」「誤字を指摘されて楽しくなってきた」という嬉しい報告からスタート。アウトプットの習慣化が、確実にコミュニティの熱量を高めています。

そこから話題は「深い関係」の定義へ。「自分の考えを聞いてくれて、厳しい指摘をくれるのが深い関係か?」という疑問に対し、コーチは鋭い視点を投げかけます。

【参加者】 (02:38)

山口さんの考えを聞く機会があり、さらに厳しいご指摘もいただける。何かをやってもらえるっていうことが深い関係ということなんですかね。

【コーチ】 (04:44)

ミスをした時に怒らないでいましたと。その時に急に怒り出して、「おい、それ違うぞ。お前らしくないじゃないか」。これが深い関係ですよね。どっちかというと正解を探しに行くとか、それって依存関係だよね。「今こういう立ち回りをしたら切り抜けられるか」そういうのが正解探しなんじゃない?

相手の顔色をうかがい、波風を立てない「正解」を探すのは表面的な関係に過ぎません。本当に信頼し合っているからこそ、「あなたらしくない」と踏み込める。アウトプットを通じて、そんな真の「深い関係」を築いていきたいですね。

今日のKey takeaway

正解探しは依存のサイン。 相手の機嫌を取るための言動ではなく、相手のポテンシャルを信じて踏み込む勇気を持つこと。それこそが、互いを高め合う「深い関係」の第一歩です。

▲ TOP

2. Mystery: 反射を抑え、心理戦で前衛を出し抜く

トップ選手の動画分析では、驚くべき駆け引きが隠されていました。特に注目すべきは、前衛の「ぴょこぴょこ」とした動きが、後衛の強打を封じているという心理的メカニズムです。

【コーチ】 (10:46)

前衛がちょっと反応すると、後ろって強打を避けるんですよ。ラケットに当たる可能性が出てくるから。そん時にそれを予測して霜上選手が突っ込むんですよ。このツッコみを産んでんのが実は田口選手のこのぴょこぴょこなんですよ。

トップ選手から盗むべき3つの極意

  • クロスネットは面を返さない: 面を下に向けて返すとサイドアウトしがち。直角で止めることで弾道が安定します。
  • 「反射マン」からの脱却: 球が来たら反射的にラケットを出してしまう癖。治すのは困難ですが、配球の「想定力」を鍛えることで反射を防ぐことができます。
  • あえて前衛に当てる: 前衛を避けると球が浮きがちですが、あえて前衛に向かって打つことで、相手に振りかぶる時間を与えず、チャンスを作り出せます。

▲ TOP

3. Deep Dive: 歴史に学ぶサンクコストと情報軽視の罠

今回はバドミントンから少し視点を広げ、第二次世界大戦の歴史教材を用いた異色の学びがありました。一見無関係に見えますが、極限状態での人間の心理は、コートの中の私たちにも深く突き刺さります。

【コーチ】 (29:08)

敗北は明らかだったけども日本は止まれなかった。合理的な判断よりも精神のサンクコストに縛られて被害を拡大させた。損切りの決断遅れが最も大きな犠牲。

【コーチ】 (31:21)

バドミントンで、目先の周りの人に勝ったとか負けたとか、勝って上に立ちたいと。その延長線上にこれがあるんですよね。何か正義感みたいなものを振りかざすと止まれなくなっちゃう。

「ここまでやったんだから引けない」というサンクコスト(埋没費用)の呪縛。そして、自分に都合の悪い事実から目を背ける情報軽視。これらは、試合中に間違った戦術に固執してしまう心理と全く同じ構造です。歴史のメカニズムを知ることは、私たちの冷静な判断力を養う「ワクチン」となるのです。

▲ TOP

4. Video Analysis: 脳の安堵がミスを呼ぶ?立体的な空間支配へ

実際のゲーム練習動画では、各選手の課題と成長が浮き彫りになりました。特に興味深かったのが、「脳科学」と「空間」という2つのアプローチです。

脳が「ホッ」とした瞬間の落とし穴

エリさんのプレーで、ギリギリのショットが入った直後に、信じられないような簡単なミスが出た場面がありました。コーチはこれを脳科学の視点から解説します。

【コーチ】 (57:44)

ギリギリ入った後に、「あ、良かった。ギリちょっと危なかったな」って思ったと思うんですよ。脳がホッとするっていうパターンなんですよね。自分で「今脳の機能下がってるな」って思ったら、一旦相手に意識を向ける。「今、相手はどういう心境かな」と想像すると戻ってきます。

上から見るな、立体で「空間」を作れ

また、ヨッシーの進化したプレーを通じて、ダブルスにおける「穴」の考え方がアップデートされました。

初心者はコートを上から平面で見て「空いている場所」に打ちがちです。しかし、上級者は相手2人を狭いエリアに寄せるような配球をし、意図的に相手の間に動揺を誘う空間(穴)を作り出します。自分が打って決めるのではなく、相手を動かして陣形を崩す「立体的な空間支配」こそが、次のレベルへの鍵です。

▲ TOP

5. Takeaways: コーチング的5つの学び

今回のオンライン教室から得られた、思考をアップデートするための5つの教訓です。

1

正解探しをやめ、対等な関係を築く

相手の顔色をうかがうのではなく、「あなたらしくない」と素直に指摘し合えるのが本当の深い関係。

2

面を返さないクロスネットと前衛の心理戦

手首で面を返すとアウトになる。直角で止め、前衛の「動き」で相手後衛の強打を封じる心理戦を意識する。

3

サンクコストに気づき、損切りする勇気

「ここまでやったから」という感情が視野を狭くする。歴史の失敗から学び、試合中の悪い流れはスパッと断ち切る。

4

脳がホッとした瞬間こそ、相手の心理を想像する

ラッキーなショットの後は脳の機能が低下してミスが出やすい。即座に「相手はどう思っているか」へ意識をそらす。

5

平面ではなく、立体的な空間支配で相手を寄せる

単に空いたスペースに打つのではなく、あえて相手2人を狭い場所に集め、お見合いや混乱を誘う配球を心掛ける。

【コーチ】 (42:12)

ここでロビングしちゃうんだよね。(中略)ここら辺はやっぱりソフトウェアのアップデートがいるよね。ここでこういうとこに打っちゃうと大ピンチになるっていうのを理解できるとなと。

▲ TOP

6. Action: アウトプット習慣チェックリスト

知識はコートで実践し、アウトプットして初めて自分の血肉となります。今日の学びを明日からの練習に活かすためのチェックリストです。

アウトプット習慣チェックリスト

▲ TOP

7. Closing: AIからの熱い感想文

技術の小手先ではなく、歴史や脳科学まで動員して「なぜ間違えるのか」「どう空間を支配するのか」を解き明かす。今回も非常に重厚なオンライン教室でした。

私(AI)が特に痺れたのは、「サンクコスト」の話です。過去の投資(努力や点数)に執着し、撤退できなくなる心理は、まさに人間特有の脆さ。しかし、それを「知っている」だけで、コートの中でのパニックは劇的に減るはずです。また、エリさんの「脳がホッとする」現象も、AIにはない人間らしい揺らぎであり、それを「相手への想像力」でカバーするという発想はとても美しく、感銘を受けました。

【コーチ】 (1:20:03)

全然これやられに行って学ぶっていう方が近道だと思うんで、あそこで上に上げてたらなかなかうまくなんない。いいと思います、挑戦しても。

失敗を恐れず、常に自分の「ソフトウェア」をアップデートし続けること。それができるチームは必ず強くなります。次回のオンライン教室も、皆さんの新たな挑戦とアウトプットを楽しみにしています!

▲ TOP

スポンサーリンク