2025年5月18日オンライン教室レポート:大会の熱戦分析と禁断の「引き打ちドライブ」徹底解剖!
オープニング:大会お疲れ様!そして早速始まるトオル節!
アキコ:みんな、お疲れ様ー!アキコです!🏸 大会、本当にすごかったわね!感動したわ~!トオル君も、お疲れ!よくぞご無事で(笑)
トオル:お疲れ様です、アキコさん。まあ、なんとか戻ってこれました。それより、早速今日の振り返りと教材解説、始めますよ。時間は有限なんで。
アキコ:はいはい、相変わらずねぇ(笑) でも、みんなそれぞれの進化があって、本当に見応えあったわよね!特に友選手の変わりようにはビックリ!
激闘の大会を振り返る!涙と笑顔の舞台裏
トモ選手の急成長!泥臭さの先に見た光
トオル:ええ、トモ選手は目を見張るものがありましたね。今までとは全く違う、泥臭いプレーで。結果はダブルス優勝、シングルスでは惜しくも敗退しましたが、内容が重要です。お父さんが見てたら泣いてたんじゃないですかね。
アキコ:うんうん!本当にそう思う!勝敗も大事だけど、それ以上に得るものがあったわよね。テルさんも団体戦、準優勝おめでとうございます!インターハイ出場権は…惜しかった!でも東海大会、頑張って!
勝敗は運?結果至上主義への警鐘
トオル:ダブルス勢は結構勝ちましたけど、それも運。勝つのも運、負けるのも運。特に21対19なんてスコアになったら、どっちが勝つかなんて分かりません。素人の人たちは結果だけ見て「この人が強い」とか言いがちですけど、本質はそこじゃない。そんな結果に一喜一憂して力んでしまうのは、まだまだですよ。
アキコ:うっ…耳が痛いわぁ。でも、本当にそうよね。目先の勝利に囚われず、自分の未来に投資するような生き方、バドミントンにも通じるわね!
鈴木・ここペア、逆境を乗り越え優勝!
アキコ:鈴木選手とここ選手のペアはすごかったわね!鈴木選手は足の故障、ここ選手は四月から陸上部へ入部し、バドミントンの練習は全くやってないって…どんな状況よそれ!(笑)
トオル:初戦で鈴木選手がまた足を痛めて、どうなることかと思いましたが…最後は運も味方して優勝。まあ、際どい勝負は運ですから。それよりも、彼女たちがどうアプローチして何を得たか、ですね。ここ選手なんて、試合終わった瞬間に体育館予約したらしいじゃないですか。
アキコ:そうなのよ!バドミントンがまた楽しくなったって!鈴木さんと組むと楽しいって、なんかいいわよねぇ。大ピンチで抱き合って乗り越えた場面、あれは感動したわ!
大ピンチを救ったのは…まさかの「ハグ」!?
トオル:コート上で選手は不安になるものです。特にフェニックスの子たちはラリーが長くないと不安になる。そういう時、ハグは有効ですよ。バカにする人もいるかもしれないけど、あれで安心感が生まれて、実際にプレーが変わるんです。決勝のあの場面、僕は「ここはハグだろう」と指示しました。戦術指示ゼロです。そしたらファイナルゲームをなんと3点で抑えたでしょ?
アキコ:ええーっ!トオル君が指示したの!?すごい!でも本当に、ハグ一つで流れが変わるなんて…人間って不思議ね。家族と接するのと同じかもしれないわね。なんかよく分からないけど、ハグしたら大丈夫、みたいな。
トオル:そういうことです。言葉にしなくても伝わるものがある。それを体感できたのは大きな収穫でしょうね。
ヨッシー・トモティペア優勝&シングルスでの大物感
アキコ:トモ選手とヨッシー選手のペアも優勝おめでとう!ヨッシー、初優勝の心境はどうだった?って聞かれて「嬉しかったです」って…もっとこう、ガッツポーズとか涙とかさあ!(笑) 「ガチャでいいのが出たぐらい」って、大物すぎるでしょ!
トオル:(フッ…)まあ、彼はああいうタイプですから。人生で10位以内にも入らない喜びだそうですし。逆にそれがいいんですよ。変に浮足立ってない。トモティのシングルスもすごかった。親父さんが見たら本当に泣いてますよ、あれは。相手もぎりぎりの戦いだったと思います。
アキコ:でも、ヨッシーもトモティも、まだまだ小手先の技術に頼るのは早いってトオル君言ってたわよね?もっと大きく育てって。
トオル:その通りです。サービス変化とか、特効薬はもっと後。今は土台をしっかり作る時期です。
新常識!?禁断の「引き打ちドライブ」をトオルが徹底解説!
アキコ:さあ、今日の教材は「禁断の引き打ちドライブ」!何やらすごそうな名前ね!
トオル:以前から伝えていることですが、改めて資料にしました。相手の虚を突く高速かつ強力なショットを可能にするアドバンスドテクニックです。スカムルジョ選手やリー・ジージャ選手も使っていますね。
「押す」な「引け」!引き打ちドライブの核心
トオル:引き打ちドライブの核心は、押すのではなく「引く力」を利用してラケットヘッドを加速させる点にあります。通常、スマッシュやドライブは体全体を使って前方の力を伝えますが、引き打ちは肘を後方に素早く引くことで、テコの原理のようにラケットヘッドを爆発的に加速させます。
アキコ:へぇー!押すんじゃなくて引くのね!なんか逆転の発想!
なぜ強力?その場で加速するメカニズム
トオル:この技術の特筆すべき点は、ラケットヘッドを大きく前方に移動させることなく、その場で鋭い回転運動を生み出し加速させることです。前に出ないので、シャトルが近づきすぎて加速スペースがない、なんてことになりません。回転中心を通常より前方のラケットヘッドに近い位置に置くことで、フィギュアスケートのスピンのように慣性モーメントが小さくなり、少ない力で高い速度を得られるんです。
アキコ:なるほど!前に出ずにその場で加速できるから、相手の速い球にも対応しやすいってことね!時間がない時に有効なんだ!
日本人にこそ有利?「引く力」のポテンシャル
トオル:実は、人体は物を押す力よりも引く力の方が瞬間的に大きな力を発揮しやすいと言われています。特に日本人は引く力が強いという実験結果もある。日本のノコギリが引く時に切れるようにできているのも、そのためですね。だから、この引き打ちドライブは日本人にとって有効な戦略になる可能性があります。
アキコ:え、そうなの!?知らなかった!じゃあ、私たちにもマスターできる可能性大ね!練習しなきゃ!
試合動画で深掘り!トオルの辛口戦術クリニック
アキコ:ここからは実際の試合映像を見ながらの反省会ね!トオル君の鋭いツッコミ、今日も炸裂かしら?ドキドキ…
トオル:まあ、気づいた点をいくつか。まずは、こころ選手のシングルスから。
ここ選手の必殺ドロップ対策:フォアで追い込め!
トオル:相手の子、ドロップだけが異常に上手いんですよ。特に低くて遅めのロビングに対してのドロップがキレッキレ。これを理解するまでファイナル行っちゃうかな、と予想してました。
アキコ:たしかに、あのドロップはすごかったわね…。どうすればよかったの?
安易なラウンドは罠?フォア集めの重要性
トオル:ああいうのを見ると、ついラウンドで回りたくなりますよね。でも、それが危ない。相手がラウンドで待ってるならなおさら。僕の意見としては、まずフォアに集めて、得意な方に寄せておいてからバックを狙う。いきなり苦手なところに集めると、相手は丁寧に返してきてミスしないことが多いんです。得意な方だとアバウトに打ってくれて、意外とミスしてくれるものですよ。
アキコ:なるほどー!先にフォアでおびき寄せておいて…ってことね。確かに、苦手なコースは慎重になるわよね。
審判問題、再び。それ、本当に見てる?
アキコ:あー、また審判の判定で揉めてたわね…。20対9とかなのに、「入った」「入ってない」って…。主審が「判定できません」って、えぇー!?って感じだったわよ。
トオル:あれは酷いですね。主審の立ち位置もおかしい。ショートサーブが見えない位置にいたら意味がない。そもそも、この大会、全体的に主審がしっかりしてない場面が多すぎました。点数間違えたり。緊張感持ってやってほしいですよね。こっちは真剣なんですから。あと、不思議なことに、大人しそうな選手には不利なジャッジが出やすくて、柄の悪い選手には有利なジャッジが出やすい。これ、本当に謎現象ですよ。
アキコ:うわー、それ、あるあるかも…!なんか言いにくいけど、感じることあるわ。私たちも審判やる時は気を引き締めないとね!
VSフォア待ちチャラ男:バックとクロスロビングで崩せ!
トオル:ダブルスで対戦した左利きの選手、いましたよね。アドバイス的な立場なのに、自分の方がミスが多いっていう。彼は極端なフォア待ち。99%フォアで待ってる。
アキコ:いたいた!なんかチャラい感じの人!(笑) どうすればよかったの?
トオル:作戦は単純。彼のバックに徹底的に集めること。そして、クロスロビングを多用すること。自分たちのペアは基本的にサイドバイサイドのシステムなので、クロスに振っても守備に問題が生じにくい。むしろ相手を左右に動かしてバランスを崩させる方が得策です。
ロビングはどこに上げる?センターは危険地帯!
アキコ:クロスロビングね!でも、ついストレートに上げちゃったりするのよね…。あれ、ダメだったの?
トオル:ストレートロビングがダメなわけではないですが、相手がいる位置に上げるのは最悪です。そして、センターへのロビングは特に良くない。センターに上げると、相手にとっては打ちやすいし、こちらはどっちが取るか迷って守りにくくなる。実際、センターロビングから流れが悪くなっている場面が多々ありました。普段はストレートロビングを推奨していますが、自分たちがサイドバイサイド主体でパートナーがクロス方向にいるなら、クロスに振って相手を動かすべきです。
アキコ:うっ…これも耳が痛い。確かに、真ん中に上がると「お見合い」しちゃったりするもんね。気をつけよう…。
リターンは「返す」だけじゃない!次を狙う意識
トオル:あと、リターンですね。ただ相手コートに返せばいい、というものではありません。今のリターンは「とりあえず返そう」という意図に見える。そうではなく、「当てに行って、その次を狙う」「取らせて、次を狙う」という意識が必要です。
アキコ:深いわね…。ただ返すんじゃなくて、次の展開まで考えて打つ…。道のりは長いわ!
今日の格言&次回予告
アキコ:そういえば、昨日の振り返りで「攻めのミスはOKは本当か?」とか「情報過多の罠」とか、面白い話してたわよね!今日の格言は何かしら?
トオル:今日の格言は「後ろから前にこだわるな。後ろへの推進力で打球が変わる」です。重たい物を前に押し出そうとする時、体は自然と後ろに下がりますよね?作用反作用です。プロ野球の速球投手も、投げた後に体が前に突っ込まず、むしろ後ろに弾かれるように投げている人が多い。オーバーヘッドショットも同じで、前への意識より、後ろへ押されるような感覚で打つと、より鋭く速いショットが打てます。
アキコ:後ろへの推進力…!これもまた常識を覆すような話ね!次回はこの試合動画の続きかしら?トモ&ヨッシィ選手のファイナルゲーム、見るの楽しみだわ!
トオル:ええ、その予定です。相手の意識が右にあるのか左にあるのか、そういうのを感じ取ってアドバイスすることもあるんですが、あれを言語化するのは本当に難しいんですよね…。そこは今後の課題です。
エンディング:思考停止するな!進化し続けるために
アキコ:はぁ~、今日も頭使ったわー!でも、こうやって具体的に指摘してもらえると、本当に勉強になる!トオル先生、いつもありがとう!
トオル:いえ。皆さんも、今日の戦いで得たもの、感じたことを、ぜひ自分の言葉にしておいてください。それが次に繋がります。思考停止が一番怖い。常に考えて、進化し続けていきましょう。
アキコ:はいっ!今日の教室で学んだことを活かして、明日からまた練習頑張るぞー!みんな、またねー!ありがとうございました!