【2025年05月25日 オンライン教室レポート】広報カオルが斬る!常識破りのバドミントン深掘り講座
オープニングトラブルと学びの序章
冒頭は、中島コーチのパソコンがご機嫌斜めという、まさかの事態からスタート!Googleドライブが認識されないトラブルに見舞われ、一時再起動のためコーチが離脱する場面も。いやはや、オンラインならではのハプニングですね(笑)。でも、こういう時こそ、チームの真価が問われる…なんて大げさですが、参加者の皆さんの冷静な対応、さすがです!
トラブルの間、参加者同士で「自動化ツールの認証で苦戦中…」なんて雑談もチラホラ。こういう舞台裏が垣間見えるのも、オンライン教室の面白いところかもしれませんね。そして、無事ドライブも復活し、いよいよ本題へ!
バドミントン脳を揺さぶる!常識への挑戦状
今回の教室では、私たちが「当たり前」と思っているバドミントンの常識に、鋭いメスが入りました。正直、耳の痛い話も多かったですが、これぞ成長の起爆剤!いくつかピックアップしてご紹介します。
その1:「能動的尊敬」のススメ – 尊敬は「創り出す」もの!
「今日の相手、なんかムカつくな…尊敬できない!」そんな気持ちでプレーして、調子を崩した経験、ありませんか?コーチ曰く、尊敬とは「自然と湧き上がる感情」ではなく、「自ら見つけにいく、創り出すもの」。どんな相手にもリスペクトポイントを見つけ(こじつけでもOK!)、それを力に変える「能動的尊敬」。いや、これにはシビれましたね。「あいつ毎朝5時に起きて新聞配達してから練習来てるらしいぜ」なんて妄想でも、自分の脳をダマしてリスペクトモードに持っていく。これぞ、メンタルコントロールの極意!「尊敬をデザインする」、カッコよすぎませんか?
その2:「攻めのミスはOK」って本当?その思考、危険信号かも
バドミントン界(に限らず?)に蔓延る「攻めのミスはいいミスだ」「強気で行ったんだからOK」という風潮。これ、コーチに言わせれば「非常に危険」とのこと。有利な状況での攻めのミスは、相手に希望を与え、流れを傾かせる最悪の一手。真のチャンピオンは、攻める時こそ慎重。うーん、確かに…。安易な「強気」という言葉に逃げず、ミスの質をしっかり見極める必要がありそうです。好事魔多し・・・「攻めてる時こそミスを抑える」これ、肝に銘じます。
その3:情報コレクターになってない?「選ぶ」ことの落とし穴
YouTubeでスーパープレーや解説動画を見まくる。いろんな人にアドバイスを求めまくる。これ、一見勉強熱心に見えますが、コーチは「インプットばかりでアウトプットしないのは意味がない」とバッサリ。「いろんな情報を取り入れて自分で取捨選択する?そんな能力、あなたにありませんよ」と、グサリとくる一言も(笑)。情報収集=勉強ではなく、何をアウトプットするかにエネルギーを注ぐべき。そして、師匠は一人に絞り、その教えを徹底的に信じ抜くことの重要性も説かれました。「セカンドオピニオンという名の迷走特急券」を買っていないか、胸に手を当てて考えさせられました。
その4:「マウンティングされた」と感じる心のカラクリ
「アイツにマウンティングされた!」とイラっとすること、ありますよね。でもコーチは、「それ、相手を見下してるからじゃない?」と指摘。トップ選手に何を言われても何とも思わないのに、同レベルや格下だと思う相手から言われるとカチンとくる。つまり、マウンティングされたと感じるのは「自分の方が上だ」という傲慢さが根源にあるかもしれない、と。うわあ、耳が痛い!イラッとしたら、一歩引いて自分を客観視。「あれ、俺こいつのことナメてないか?」と自問自答することが、無用なストレスを回避するコツかもしれません。
その5:「いい話聞いたな~」で思考停止してない?
セミナーや動画で「いい話を聞けた!」と満足してしまうこと、ありますよね。でも、それだけで行動が変わらなければ「ただの知識メタボ」。コーチは、「いい話を聞けた」という発言は思考停止のサインだと警鐘を鳴らします。トップ選手の血の滲むような経験から生まれた言葉を、凡人が軽々しく「いい話だ」なんて評価すること自体がおこがましい、とまで。厳しいですが、真理です。大切なのは、評価ではなく「探求」。その言葉の背景には何があるのか?どんな経験からその考えに至ったのか?そこを深掘りし、自分の行動に繋げなければ、真の成長はないのです。コーチが問いかけをした時、みんな答えるのに必死で、「質問返し」をするのは鈴木さんだけ、という話は非常に示唆に富んでいました。探求心、もっともっと燃やさねば!
その6:警告!強い人のモノマネだけでは勝てません
強い選手のプレーを真似すれば勝てるようになる…そんな幻想、抱いていませんか?コーチは「能力差という壁から目を背けるな」と一喝。強い選手は、強い選手だからできる戦い方をしているのであって、凡人がそれを鵜呑みにしても勝てるわけがない。呂布が「出てこいや!一騎打ちだ!」と言う戦法を、一般兵が真似して呂布に勝てますか?という例え話、強烈でした。強い人のアドバイスを聞きに行くのは、呂布に一騎打ちを挑みに行くようなもの。自分を知り、自分だけの勝ち方を見つける。それを一緒に考えてくれるコーチの存在がいかに重要か、再認識させられましたね。
トップ選手のプレーから盗む!超実戦的ケーススタディ
講義の後半は、トップ選手の実際のプレー動画を見ながらの分析。これがまた、具体的でめちゃくちゃタメになるんです!
ケース1:松友選手・渡辺選手のミックスダブルス敗因分析
松友選手のレシーブ時のラケットヘッドの位置が、世界の潮流(チャイ選手のようにラケットを高く構える)と比較して少し低いのではないか、という指摘。特に男子の速い球に対して、下からラケットを出す形になり、対応が遅れたり、球が浮いてしまったりする場面が見られました。相手の佐藤選手が、松友選手がラケットを下げていることを見越して、巧みにコースを突いてくる場面も。コーチ曰く、「ラケットヘッドを少し上げるだけでも、まだまだやれるはず」とのことで、トップ選手でさえ改善点があるという事実に、我々アマチュアは勇気づけられますね。
また、相手の佐藤選手が時間を作ってストレートに貼り、プレッシャーをかけていくプレーは「勇気がある」と高評価。相手の選択肢を潰していくアグレッシブな姿勢、見習いたいです。さらに西選手の、激しいラリーの中でフッと力を抜いたような「だるそうなプレー」。これが相手の意表を突き、自己否定を誘発する高等テクニックだという解説には、思わず唸りました。緩急って、こういうことなんですね!
ケース2:トモティ選手のメンタルマジック!「太鼓の乱れ打ち」が流れを変える?
続いては、我らがトモティ選手のプレー分析。ミスした直後に、悔しさを全身で表現するかのごとくラケット(というか体?)を振る「太鼓の乱れ打ち」!コーチはこれを「素晴らしい!」と絶賛。無表情で悔しさを内に溜め込むより、こうして感情を(内側で)爆発させることで、次のプレーへの切り替えが早まり、パフォーマンスが向上するというのです。実際に、この「太鼓の乱れ打ち」の後、トモティ選手はスーパーショットを連発!なんと5連続ポイントを奪取する快進撃を見せました。
コーチは「人間にもっと興味を持てばわかるはず。悔しさをバネに変える、こういう時にパフォーマンスが上がるのは、レベルを問わず共通だ」と熱弁。感情を出すのは良くないと教える指導者もいますが、固定観念に囚われず、自分のパフォーマンスが上がる方法を見つけることが重要なんですね。そして、5連続得点後の相手の心理状態を読み、サービス変化を仕掛ける場面。結果は惜しくもショートサービスでしたが、「相手が外を見ている(意識が散漫になっている)時は絶好のチャンス」というセオリー、しっかり頭に叩き込みました!
ただ、シャトル交換のタイミングについては、コーチから「あれはミスったな…」と反省の弁も。新品シャトルが飛びすぎてコントロールを失うという、これまた奥深い話。バドミントンって、本当に繊細なスポーツですね。
まとめ:今日の学びを明日の勝利へ!
今回も、テクニック論からメンタル論、そしてトップ選手の具体的なプレー分析まで、本当に盛りだくさんな内容でした。特に、「能動的尊敬」「攻めのミスの危険性」「情報コレクターの罠」「マウンティングの心理」「思考停止しない探求心」「強者の猿真似の限界」といった数々の金言は、私たちのバドミントン観を根底から揺るがすものだったのではないでしょうか。
正直、厳しい指摘も多く、自分の未熟さを痛感しましたが、それこそが成長の第一歩!今日の学びを一つでも多くコートで実践し、自分のプレーを進化させていきましょう!「まだまだみんなはね、私の求めてるレベルからしたら相当低いですから本当に」というコーチの愛のある檄(!?)を胸に、明日からの練習も頑張りましょう!
広報担当カオルがお届けしました!次回もお楽しみに!