Phoenix-Aichiオンライン教室
格言:まず信じ、やり抜く者が勝つ。
疑う前に動け!
2025年7月10日オンライン教室レポート
成長を分ける「思考の分岐点」とは?
同じ時間、同じ練習をしても、なぜか上達のスピードに大きな差が生まれることがあります。バドミントン指導の現場で多くの方々を見てきて、その差は才能やセンスではなく、ある一つの「思考のクセ」にあると確信しています。
それは、新しい技術や知識に触れた瞬間の、心の動きです。この最初の分岐点でどちらの道を選ぶかが、あなたの成長曲線を大きく左右するのです。この記事では、その分岐点の正体と、いかにして高速で成長する道を選び取れるかについて解説します。
格言:無駄を恐れる者こそ、最も遠回りをする。
上達を妨げる「賢いフリ」の罠
成長が遅いパターンには、驚くほど共通した思考プロセスがあります。それは「ムダなことはしたくない」という、一見すると賢明に思える姿勢から始まります。
上達が停滞する思考サイクル
- 半信半疑:「この技術は本当に自分に有効なのだろうか?」と、まず疑いから入る。
- 思考停止:有効かどうかを頭の中だけで延々とシミュレーションし、行動に移さない。
- 結果:結局何も試さず、技術習得の機会そのものを失う。時間は過ぎ、成長は停止する。
「頭で考える」ことが、行動のブレーキになっている状態です。これは「賢さ」ではなく、変化を恐れる「臆病さ」の現れかもしれません。結果として、最も時間を無駄にしてしまうのです。
上達が早い人の「まず演じてみる」力
一方で、驚くべきスピードで上達していく人々は、正反対の思考法を持っています。彼らは「まず演じ、後から考える」のです。
成長を加速させる思考サイクル
- まず信じてやってみる:「なるほど、面白そう!」と、まずは指導者を信じ、素直に行動を開始する。
- 徹底的に練習:それが無意識にできるレベルになるまで、深く考えずに反復練習に没頭する。
- 冷静に見極める:体で覚えた後、その技術が自分に合うか、本当に有効かを冷静に判断する。
- 取捨選択:もし無効なら躊躇なく捨て、次の新しい技術修得へと軽やかに進む。
このアプローチの鍵は、試す前に判断しないこと。行動によってのみ得られる「生きたデータ」を基に判断するため、失敗すらも貴重な学びとなります。これが、最短距離で成長する秘訣です。
今日から始める「行動ファースト」への転換術
この原則は、バドミントンに限りません。仕事、学習、人間関係など、人生のあらゆる場面で応用できます。「疑う」という思考のクセを「まずやってみる」という行動のクセに上書きすることが、あなたを新しいステージへと導きます。
まとめ:行動こそが、最も賢い選択である
「ムダなことはしたくない」という気持ちは誰にでもあります。しかし、本当の無駄とは、行動せずに時間を失うことです。
「まず信じ、その役を演じきってみる。話はそれからだ。」
半信半疑の自分を一度脇に置き、まずはコーチやメンターの言葉を信じ、素直に行動してみてください。その行動の先にこそ、あなたが求める成長と、本当の答えが待っています。