2026年3月13日オンライン教室レポート:『きもい自分』を直視しマウンティングを捨てよ!バド指導の最前線
DATE: 2026年3月13日

1. Opening: ヤフー検索1位と「きもい」自分の直視
本日のオンライン教室は、嬉しいお知らせからスタートしました。「バドミントン教室」の検索結果で、なんと全国1位を獲得!しかし、愛知で絞り込むとなぜか他の教室が1位になるという不思議な現象も。オンラインでの広がりが、全国的な認知度に繋がっているようです。
そして本題へ。最近のチームでのパワーワードは「きもい」です。これは単なる悪口ではなく、自分自身の見たくない部分、打算的な部分を直視しようという深い意味が込められています。
【中島コーチ】
きもいっていうキーワードを最近、パワーワードとして使ってます。きもい自分を直視して、尊徳感情を捨てていきましょう。バドミントンって人間がやる以上、人間的に成長しないと、上達が望めない。でも技術の話にすり替えたがるよね、人って。
【トオル】
伸び悩む原因は技術ではなく、人間的な部分にあるということですね。
【中島コーチ】
その通り。伸び悩むのは人間が原因です。フェニックスっていうチームは、こういうことを「きもい」って捉えるのだと価値観を共有していくのが大事なんです。
私たちはどうしても、ミスや伸び悩みを技術や「ラケット」のせいにしがちです。しかし、根本にあるのは自分自身の人間性やメンタルの弱さ。そこから目を背けないことが、本当の成長への第一歩なのです。
今日のKey takeaway
技術より「人間力」。 伸び悩みの原因は、技術不足ではなく自分の中にある「きもい」部分(打算、見栄、逃げ)にあります。それを直視し、価値観を仲間と共有することが上達の基盤となります。
2. Philosophy: 3つの格言から学ぶ「勝ち」への執着の捨て方
続いて、中島コーチから勝負に対する深い哲学が3つの格言として提示されました。勝つためにバドミントンをしているはずなのに、「勝ちたがるな」とはどういうことでしょうか?
勝負の真髄を突く3つの格言
- 勝ちたがるな。勝ちに行け。 勝つことは成長のための手段に過ぎません。一流は勝ちそのものを欲するのではなく、一勝九敗の精神で多くの失敗から学びます。
- 勝てる人は自分を小さく見せる。 弱い人ほど自分を大きく、強く見せようと背伸びをします。本当に強い人は、自分の未熟さを知っているため、謙虚に振る舞います。
- 勝ちたい気持ちが強いほど負けに近づく。 ドラマとは違い、現実は「絶対に勝ちたい!」と力むほど、プレッシャーでとんでもないミスを犯すのが人間です。
【アキコ】
強くなればなるほど、自分ってしょうもないなってことに気づいていくんですね。
【参加者】
最後は気持ちの強いやつが勝つっていうのは、安っぽいドラマだけの話だったんですね。
【中島コーチ】
実際には勝ちたい気持ちが出ると負けるっていうのが通常じゃないかな。勝ちたいと思うととんでもないミスをするっていうのが人間なんですよ。
3. Mystery: マウンティング気質と「力を合わせる」ことの矛盾
チームの根幹である「力を合わせて上達する」という理念。しかし、それを阻害する最大の要因が「マウンティング気質」です。中島コーチは、この気質を持つ人に対して非常に厳しい態度を取ります。
【中島コーチ】
よくよく見てみると、私がきつい言葉を使うのはマウンティング機質の人だと気づきませんか?マウンティングって、力を合わせての真逆なんですよ。
【トオル】
「俺の方が上だ」という態度が出ると、ラリーを続けてお互いを高め合うことができなくなりますもんね。
【中島コーチ】
そう。周りの人に、俺の方が上だみたいな感じになっちゃうと、フェニックスの練習は成立しない。でもね、人格って状態ですからね。固定じゃないので、いつでも変えられるんです。
相手を打ち負かして優越感に浸る練習(基礎打ちマウンティング)は、自己満足に過ぎず、双方の上達を妨げます。大切なのは、人格は変えられると信じ、意識して「力を合わせる」行動を選択することです。
4. History: 天才・石原莞爾の破天荒エピソードに学ぶ?
話は突如、歴史上の人物「石原莞爾(いしわらかんじ)」へ。日本一頭が良かったとも言われる彼の破天荒なエピソードが紹介されました。
石原莞爾の強烈な視点
- 幼少期の屁理屈: 喧嘩をして警察署長の父に怒られた際、「父は争いを解決して給料をもらっている。俺が喧嘩を起こせば仕事を与えていることになるから、俺は恩人だ」と豪語。
- 最終戦争論: 核兵器やICBMの登場を予見するかのように、絶滅兵器による西洋と東洋の最終戦争を予言。
- 東京裁判での発言: 「本当の戦争犯罪人は、平和に鎖国していた日本を無理やり開国させたアメリカのペリーだ!」と主張。
【アキコ】
いくら天才でも、幼少期のエピソードはすごい屁理屈ですね(笑)。
【中島コーチ】
普通だったらシュンとするんですけどね。でも、物事を根本からひっくり返して考えるこの視点の強さは、常識に囚われずに物事の本質を見抜く上で、何かしらのヒントになるかもしれません。
5. Video Analysis: シャトルの渡し方に見る「しわい」プレーヤー
教室の後半は動画分析。今回はプレーそのものではなく、「シャトルの渡し方」という意外なポイントに焦点が当てられました。
【中島コーチ】
このシャトルの渡し方がしわいもんですよ。まずラケットの上に乗せるじゃないですか。乗せて手で逆手で持って打ち返さずに…この感じの人はだいたい、シワ者です。マウンティング気質。
【参加者】
えっ、そんな些細な動作に人間性が出るんですか?
【中島コーチ】
出ます。プレーをゴミくずって言ってくれる指導者がいないんですよ。「ああ、いいじゃん」って見過ごすから、治んないんですよね。
相手が取りやすいように丁寧にシャトルを返すか、それとも自分本位な渡し方をするか。コート上のあらゆる振る舞いが「力を合わせる」姿勢か「マウンティング」かを表しています。細部にこそ、その人の本質が宿るのです。

6. Takeaways: コーチング的5つの学び
今日のオンライン教室から得られた、バドミントンと人生に活きる重要な学びを5つにまとめました。
「きもい自分」から逃げない
伸び悩みの原因を技術のせいにせず、自分の内面にある見栄や打算を直視することが成長の第一歩。
勝ちたがるな、勝ちに行け
勝利を目的化せず、成長のプロセスとして捉える。「絶対に勝ちたい」という過度な執着は、逆にパフォーマンスを下げる。
真の強さは謙虚さに宿る
自分を大きく見せようとするのは弱さの裏返し。上達するほど自分の未熟さに気づき、小さく見せることができる。
マウンティングは上達の敵
相手を見下す態度は「力を合わせる」練習を破壊する。互いに期待に応え合う姿勢こそが、飛躍的な成長を生む。
細部の所作に人格が現れる
シャトルの渡し方一つに、相手へのリスペクトがあるかが問われる。無意識の振る舞いを修正することがメンタルを整える。
【トオル】
バドミントンを通じて、自分の生き方そのものを問い直されている気がします。
【中島コーチ】
その通りです。だからこそ、コートの中での振る舞いを徹底的に見直す必要があるんです。
7. Action: アウトプット習慣チェックリスト
学んだことは、行動に移して初めて価値を生みます。今日の気づきを日常の練習に落とし込むためのチェックリストです。
アウトプット習慣チェックリスト
8. Closing: 人格はいつでも変えられる
技術の向上ばかりに目を向けていると、本当の伸び悩みの原因である「人間性」を見落としてしまいます。マウンティング気質や、勝ちへの過度な執着、そして自分の弱さから逃げる姿勢。これらを直視するのは痛みを伴いますが、中島コーチが言うように、人格は固定されたものではなく「状態」です。
いつでも、今日からでも変えることができます。「力を合わせて上達する」という真のバドミントンの楽しさを追求するために、まずは自分自身の内面と向き合ってみましょう。
【中島コーチ】
またね。ありがとうございます。風邪ひかないように。
【参加者一同】
ありがとうございました!
次回の練習では、シャトルの渡し方一つから意識を変えてみてください。皆さんのコートでの振る舞いが変わることを楽しみにしています!
