Phoenix-Aichiオンライン教室
2025年6月15日オンライン教室レポート:成長は「演じる力」にあり!AI×対話で拓くバドミントン新次元
DATE: 2025年6月15日
はじめに:成長の鍵は「演じる力」と「対話」
2025年6月15日のオンライン教室は、技術論を超え、バドミントン選手としての成長を根底からドライブさせるための「思考法」に深く切り込むセッションとなりました。「本音で話しても分かり合えない」というコミュニケーションの本質から始まり、アドラー心理学を引用した「演じる力」の重要性、そして本当に価値ある活動である「第2領域」への注力など、参加者の意識を揺さぶる議論が展開されました。
さらに、試合映像のAI的解析では、「相手を感じる」という対人競技の極意を深掘り。岡田選手やヨッシー選手の驚異的なレベルアップの背景にある思考プロセスを解き明かし、参加者同士で自主勉強会を企画する動きも生まれるなど、学びの熱量が最高潮に達した一夜でした。この記事では、その熱気あふれる議論と分析の核心をお届けします。
【中島ノブヨリ】 (00:03:03)
昨日のオンライン教室では、なぜ本音で話しても分かり合えないのか。成長を掴む、演じる力と、ま、第2領域の重要性ってね、このタイトル書いてありますけども、それぞれ別の案件に見えて、ま、色々繋がってるという話だと思います。
【ayako suzuki】 (00:03:03)
そうなんですよね。
【中島ノブヨリ】 (00:04:13)
アドラ心理学の視点で結果が出ない時にこそ演じるっていうことが必要だよねって話をしました。で、私たちは分かり合えないっていうことで、ま、本音で語り合おうって言うと結構分かり合えるはずだと思ってる人多いと思うんですけども、いや実はそんなことないし、そもそも本音って思ってることが実は本音でもなんでもなく、薄っぺらの感情だったりします。
今回のKey takeaway
「結果が出ない時こそ、理想の自分を“演じる”」。自分の間違いを認め、できない理由を探すのではなく、尊敬する人を完全コピーするくらいの覚悟で行動を変える。その意識変革が、停滞を打破し、爆発的成長への扉を開く。
『演じる力』と『第2領域』—成長を加速させる思考法
本音の対話の限界と「演じる力」
中島コーチはまず、「なぜ本音で話しても分かり合えないのか?」という根源的な問いを投げかけました。多くの人が信じる「本音で語り合えば分かり合える」という幻想を覆し、「本音」とされるものの多くは、実は深く掘り下げられていない浅い思考や感情に過ぎないと指摘。むしろ、結果が出ていない時こそ、理想の自分、成長した自分を意識的に「演じる」ことの重要性を説きました。
これは、自分の現状(=間違った選択の積み重ねの結果)を認め、アドバイスを素直に実行してみる勇気につながります。小学生の選手が、これまでの打ち方を捨てて新しいフォームに挑戦し、すぐさま上達した例は、まさにこの「演じる力」の実践と言えるでしょう。
成長は「第2領域」にあり
次に、時間管理のマトリクスにおける「第2領域(緊急ではないが重要なこと)」への取り組みが成長の鍵であると強調されました。日々の緊急案件に追われるだけでは、現状維持はできても飛躍的な成長は望めません。今回のようなオンライン教室での学びや、自主的なプレー分析、新しい技術の習得といった活動こそが、未来の自分を形作るための最も価値ある投資なのです。
【中島ノブヨリ】 (00:49:42)
なぜ頑張っても結果が出ないのかですよね。…まず1つ目は自分の間違いを認める勇気が必要だよねと。…結果が出てないのであれば今までの自分の判断とか選択が間違っていた可能性が高いとこれを認めないといけません。これが自己受容ですよね。
【中島ノブヨリ】 (00:52:09)
心の抵抗こそが変化のサインですよということですよね。はい。「でも」ですよね。「時間がないしこんなの無理だよ」。これ多くないですか?…この心の抵抗がある高校。ここにこそ本当はやるべきことがあるんだよねっていうことです。
AIの目線で『相手を感じる』極意
統計や確率論を超えた「同期」
試合映像の解析では、中島コーチが「相手を感じる力」について、非常に興味深い解説をしました。それは単なる統計や確率論ではなく、相手の思考と「同期」する感覚だと述べます。相手の立場になりきり、同じ情報(コートの状況、球筋)を受け取った時に、相手の脳内でどんなイメージが湧くかを共有してしまう。この「一体化」こそが、対人競技の極意であり、次の一手を予測する精度を極限まで高めるのです。
進化した岡田選手とヨッシー選手のプレー
具体的なプレー分析では、岡田選手とヨッシー選手の目覚ましい成長が浮き彫りになりました。以前ならロビングで逃げていた場面で、岡田選手が迷いなく前に飛び込みプッシュを決める。体勢を崩されながらも、ヨッシー選手がフェニックス流の体の使い方で強力なショットを打ち返す。これらは、単なる技術向上だけでなく、思考のOSがアップデートされた証拠です。
【中島ノブヨリ】 (01:01:30)
これすごくない?ヨッシーもこれレベルがさ、また上がってるよね。これやばくない?これ何これ?こだいぶだいぶ頭の後ろで打ってますよね、これ。
【ayako suzuki】 (01:02:45)
これ私だと前置いちゃうんですよ。それでここで詰められてバなんです。
【中島ノブヨリ】 (01:02:45)
ここ踏ん張っちゃダメなんですよ。こう左足で踏ん張っちゃったらダメなんですけど踏ん張っちゃうと打てないんですよね。…後ろに押されながら作用反作用で打ってるから強く打ててしかももう1歩足を出してここでブレーキがかかしっかりブレーキかかるんだよね。左足で止まらないで右足でブレーキ止まるから戻りも早いんだよね。はい。これ完全にフィニックス流ですよね。
自主勉強会への発展
この深い分析に触発されたayako suzukiさんから、「参加者同士で自主勉強会を開きたい」という素晴らしい提案が。自分たちで映像を見ながら議論し、生まれた疑問をコーチにぶつける。この能動的な学習サイクルこそ、Phoenix-Aichiが目指す理想のコミュニティの姿です。学び合い、高め合う文化が、ここからさらに加速していく予感がします。
【ayako suzuki】 (00:57:24)
それで勉強したくって自主勉強会しようって思ったんですけど。
【中島ノブヨリ】 (00:57:24)
おお、いいね。いいじゃん。本当にいいと思います。まずさ、なんか自分たちでね、こう思うとかさ、話してみるのすごいいい企画だと思いますね。
コーチング的5つの学び
今回のセッションから得られた、バドミントン上達だけでなく、人生のあらゆる場面で応用可能な5つの重要な学びをまとめました。
- 自分の間違いを認める勇気が成長の第一歩
結果は過去の選択の集積。結果が出ていないなら、やり方が間違っていた可能性を素直に認め、新しいアプローチを試すことが不可欠。 - 「心の抵抗」こそが変化のサイン
「でも」「時間がない」と感じることこそ、本当に向き合うべき課題。「やってみます」と即座に行動に移すことで、成長は加速する。 - 対人競技の極意は「相手を感じる」こと
確率論だけでなく、相手になりきり思考を同期させる感覚を磨く。普段のコミュニケーションから相手の心境を想像することが練習になる。 - 有利な時にこそリスクを取る
競り合いを制するには、有利な状況でこそ、守りに入らず山を張る勇気が必要。リスクを恐れず仕掛けることが勝利を呼び込む。 - アウトプットと対話で学びを深化させる
学んだことを自分の言葉で説明したり、仲間と議論したりすることで、理解は飛躍的に深まる。さやさんとお母さんの対話や、自主勉強会の提案が良い例。
【ayako suzuki】 (00:12:17)
さよさんが選手チャットの方へ課題を書いてくれて、それで私が質問してみたんですよ。…なんかそういうのとかも、こんなこと言っていいのかなとかっていうのがなく、言ってきてくれるからすごいいいなと思って。
【中島ノブヨリ】 (00:15:24)
すごいよね。他の人にも影響を与えるようになってね。すごいな思いますね。うん。なんかナギー、さよさんに共通するのって、お父さんとかお母さんと会話をして深めてるっていうのが…あると思いましたね。
アウトプット習慣チェックリスト
インプットだけで終わらせないために。今日の学びを具体的な行動に変えるためのチェックリストです。一つでもいいので、明日からの練習や生活で実践してみましょう。
今日から始めるアクションプラン
AI活用プロンプト例:思考の壁打ち
プロンプト:
あなたは世界トップクラスのバドミントンコーチです。私は今、試合の競った場面で安全なショットばかりを選んでしまい、勝ちきれません。アドラー心理学の「演じる力」と、今回学んだ「有利な時にリスクを取る」という考え方を応用して、このメンタルブロックを乗り越えるための具体的な思考法と練習メニューを3つ提案してください。
終わりに:対話が生む無限の可能性
技術の追求はもちろん重要ですが、それを支える「思考のOS」をいかにアップデートしていくか。今回のオンライン教室は、その重要性を改めて教えてくれました。「演じる力」で理想の自分に近づき、「対話」を通じて仲間と共に学びを深める。そして、AIのような客観的視点を取り入れ、自分のプレーを分析する。このサイクルを回し続ける先に、これまで見えなかった景色が広がっているはずです。
ayako suzukiさんが提案してくれた自主勉強会のように、自発的なアクションが生まれるコミュニティの力は絶大です。インプットで終わらせず、ぜひチェックリストの行動を一つでも起こしてみてください。その小さな一歩が、あなたのバドミントン人生を、そして未来を大きく変える原動力となるでしょう。
【中島ノブヨリ】 (01:29:13)
じゃあ、火曜日はもうあれやるの?もうこのなんか自主勉みたいなの。
【ayako suzuki】 (01:29:13)
いいですか?そしたらみんなでやった方がみんなの IQのレベルが上がっていいかなと思って人のこと言えないんですけど。で、こういうのを打ってきてくれると自分たちの私の練習にもなるしと思ったんですが。
【中島ノブヨリ】 (01:29:13)
はい。やってみてください。まずはやってみましょうよ。もし鈴木選手以外誰もいなかったら私が入ります。