『主戦場を持たない者は、目先志向になりやすい』
対人競技ですから、どこかに競い合う場(戦場)が存在します。
多くの競技者においては、試合の場がそれに該当することでしょう。
そのような競技者において練習の場は、自分を戦場に送り出すための準備を整える家のような場所になります。
一方で素人さんが互いに相手をやっつけようと躍起になり、一球ごとに大盛り上がりしていることからもわかるように、明確な主戦場を持たない者たちは、練習の場を戦場と認識してしまうという現象が発生しがちです。
そのような認識において、練習相手とは、撃退すべき対象となるため、「追い込みたい」「やられたくない」などという目先の欲求に振り回されるのでしょう。