『何でも言い合える関係が良いとは限らない』
以前の私は「何でも本音で言い合える関係」こそベストと思い込んでいました。
しかし大人としての経験を積むごとに、そうとは言い切れない、むしろ言わない方が良いことも多いと感じています。
例えば「こいつバカだな」と思った時、「お前バカだな」などと言うと、関係が冷え切り、二度と協力を得られないということも多いと思います。
ダブルスパートナーとの関係も然りです。
無駄なフェイントばかりしてミスが多いと感じるパートナーに「お前、ミスが多すぎる。そのフェイント効いてねぇよ」と言った場合、素直に改善してくれるパートナーもいますが、不機嫌を露わにし「お前だってスマッシュが効いてねぇじゃんか!」と言い合い、解散への道をたどるということも多いのではないでしょうか。
人間関係は「本音で何でも言い合えるのがベスト」というのは、思い込みに過ぎないということが見えてきます。
それよりも「失敗してもこいつなら逃げ出さない」というように、互いが互いを信頼する対等な関係を築くことが重要なのでしょうね。