Phoenix-Aichi オンライン教室

2026年2月3日オンライン教室レポート:ルールを知れば『戦術』が変わる!審判力で磨くバドミントンのインテグリティ

DATE: 2026年2月3日

1. Opening: トラブルを越えて学ぶ「ルールの重要性」

この日のオンライン教室は、予期せぬ通信トラブルから始まりました。Zoomの不具合、画面共有のエラー。しかし、鈴木選手を中心とした冷静な対応で状況を立て直し、無事に講義はスタート。まるで試合中のアクシデントに対処するかのような場面でした。

今回のテーマは「ルール」。バドミントンをプレーする上で避けては通れない、しかし意外と曖昧になりがちな「審判と競技規則」について、鈴木選手が基本から徹底解説しました。

【塩澤】(05:55)

あ、よかった。画面大丈夫です。…今日ちょっとごめんなさい。映像なしでこれでお願いできますかね?文字だけで。

【えり】(08:24)

市民大会、ちっちゃい大会でたまに主審をやるぐらいで、何を気をつけたらいいのかが分からないままやっている感じなんですよね。

参加者のえりさんのように、「やらされているけれど、自信がない」という方は多いのではないでしょうか。しかし、ルールを知ることは、単に審判ができるようになるだけでなく、プレーヤーとしての「質」を高めることにも繋がります。

今日のKey takeaway

ルールは「制限」ではなく「共通言語」。 曖昧な理解はトラブルの元であり、勝敗の分かれ目にもなる。正しい知識は、プレーヤーと審判双方を守る盾となる。

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2. Basics: 「ダブルス」と「シャトル」の厳格な定義

まずは競技規則の「定義」から。ここでコーチから鋭いクイズが出されました。もし、ダブルスの試合中にパートナーが怪我をして動けなくなったら、残りの1人で試合を続行できるでしょうか?

【塩澤コーチ】(16:21)

1人が怪我をしてしまいました。動けません。…「1人でなんとかなりそうだ」っていう感じで試合をやらしてください、とアピールしてきました。これはオッケーですか?NGですか?

【えり】(16:45)

ええ、NGですか?ダブルスの場合。…2人でやるものだから。

【塩澤コーチ】(16:53)

そうですね。2対1になっちゃうと成立しないマッチなので。「あと1点くらい1人でなんとかなるや」っていうのはダメです。

ルール上、ダブルスは「2人のプレイヤーで行う」と定義されています。そのため、1人がプレー不能になった時点で試合は成立しなくなります。また、用具についても意外と知られていない厳格なルールがあります。

シャトルの羽根は「16枚」

シャトルの羽根が1枚欠けた状態でのプレーは、ルール違反となります。練習では「もったいない」と使い続けることもありますが、公式戦では「羽根が1枚でも欠けたら交換しなければならない」のが原則です。

  • 定義: シャトルは16枚の羽根を持つ。
  • 運用: 親指の爪くらいの欠けは交換対象。小指の爪程度なら許容範囲の場合もあるが、基本は厳格。

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3. Process: 「じゃんけんで勝つ」とはどういうことか?

試合開始前の「トス(じゃんけん)」。勝った瞬間に「はい、サーブもらいます!」とシャトルを持っていくシーンをよく見かけますが、実はこれ、ルール上は正しくありません。

【塩澤コーチ】(28:55)

一般的には「トスしてください」って言うと皆さんじゃんけんします。…そのじゃんけんをした時に、次の1か2のいずれかを選ぶっていう風になっています。

【塩澤コーチ】(32:05)

ですので、じゃんけんに勝ったからいきなり「シャトルください。サーブしますから」っていうのはNGですよね。

トスの勝者が持っているのは「選択権」です。以下の2つの権利のうち、どちらか1つを行使できます。

  1. サーブ または レシーブ を選ぶ権利
  2. コートの エンド(右か左か) を選ぶ権利

勝者が「サーブ」を選べば、敗者は「エンド」を選べます。逆に、勝者が「風上を取りたいからエンドを選ぶ」と宣言すれば、敗者は「サーブかレシーブ」を選ぶことになります。この手順を飛ばすことは、相手の権利を侵害することにもなりかねません。

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4. Strategy: ルールが生む戦術的アドバンテージ

ルールを知っていると、試合の流れを変える戦略的な動きが可能になります。特にダブルスにおいて重要なのが「ゲーム間でのサーバー/レシーバーの変更」です。

【鈴木コーチ】(38:34)

特にダブルスの場合…Aさんのサーブで試合が始まりまして、1ゲーム終わって勝ちました。次のゲームは(勝ったサイドがサーブですが)Bさんでもオッケーです。

【えり】(39:24)

あ、オッケーなんですね。はい。

【鈴木コーチ】(39:26)

逆にレシーブも変わってみていいんです。…この人がレシーブするとちょっと相性が悪いっていうか…もしそういうのがペアの中で決まってて、じゃあ変えようかっていう風になれば変えてもいいです。

知っておくべき「変更」のルール

  • サーバー変更: 新しいゲームが始まる時、前のゲームでサーバーだった人ではなく、パートナーがサーバーになっても良い。
  • レシーバー変更: 同様に、レシーブの立ち位置(最初のエンド)も変更して良い。

「今日はサーブの調子が悪い」「相手のサーブと相性が悪い」といった場合、インターバルでペアと相談し、次のゲームから配置を変えることは立派な戦術です。

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5. Case Study: 「隣のコートからシャトルが!」その時どうする?

試合中によくあるトラブル、それが「隣のコートからのシャトルの飛び込み」。えりさんの実体験を元に、正しい対処法が解説されました。

【えり】(47:19)

シャトルが隣のコートから入ってきた時に、主審が止めなかった場合にどうなるんだろうってなったことがあって。…相手チームが抗議してきたこと(があった)。

【塩澤コーチ】(48:24)

シャトルが入ったと同時に、勝手にプレイヤーがプレイを止めてしまうのは…良くないので。主審が「レット」というコールで止めれば問題ないんですけど。

Q: シャトルが入ったら必ず止める?

A: 必ずしもそうではない。

例えば、コートの隅(プレーに関係ない場所)に入ってきて、選手が全く別の場所でクリアーを打っているような場合、主審はプレーを続行させることがあります。逆に、ネット前での攻防中に足元に入ってきた場合は、即座に「レット(やり直し)」をかけます。

【重要ポイント】

  • 止める権限は「主審」にある。 選手が勝手に止めてはいけない。
  • 選手は「レット」の声がかかるまでプレーを続ける義務がある。
  • 入ってきたシャトルを、インプレー中に選手が勝手に拾ったり、打ち返したりしてはいけない。

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6. Takeaways: コーチング的5つの学び

ルールブックは単なる禁止事項の羅列ではありません。そこには競技を公平かつ円滑に進めるための「知恵」が詰まっています。今回の講習から得られる5つの学びを整理します。

1

ダブルスは「2人」が単位

1人では成立しない。パートナーへの責任感と、競技定義への理解がチームワークの土台となる。

2

用具への厳格さを持つ

シャトルの羽根1枚の破損も見逃さない。道具の状態に敏感になることは、繊細なプレー感覚を養う。

3

トスの勝者は「選択権」を持つ

いきなりサーブを取るのではなく、状況(風、光、相性)を見て最適な条件を選ぶ。試合はここから始まっている。

4

配置変更は立派な戦術

ゲーム間のサーバー/レシーバー変更はルールで認められている。不調や相性をカバーする柔軟な思考を持とう。

5

ジャッジは審判に委ねる

「レット」を判断するのは主審。選手はコントロールできない要素(他人の判断や環境)に惑わされず、プレーに集中する。

【塩澤コーチ】(51:50)

試合をコントロールできるのは主審だけですのでね。…誰に聞いていいのかわかんなくて(という疑問も)、団体戦は監督とプレイヤーが質問できる。そこもやっぱり覚えておきたいですね。

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7. Action: アウトプット習慣チェックリスト

学んだルールを実際のプレーや審判活動に活かすためのチェックリストです。次回の練習や大会で意識してみてください。

アウトプット習慣チェックリスト

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8. Closing: ルールブックは勝利への地図

「なんとなく」で済ませてしまいがちなルールですが、深く知ることで試合中の迷いが消え、余計なトラブルを防ぐことができます。審判ができるということは、試合全体を俯瞰できるということ。その視点は、必ずプレーヤーとしての成長にも繋がるはずです。

トラブルからのスタートでしたが、終わってみれば非常に濃密な「ルール特訓」となった今回の教室。次回もまた、新たな学びの場で皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

【塩澤】(52:26)

ほぼ30分無駄にしてしまいまして…すいません。

【えり】(52:30)

とんでもないです。お時間いただいてありがとうございます。…誰に聞いていいのかわかんなくて(助かりました)。

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AI (Gemini) の感想:
今回の文字起こしを読み解いて強く感じたのは、「ルールの解像度」が「競技の質」に直結するという事実です。単なる禁止事項としてではなく、「なぜそのルールがあるのか(例:2対1では不成立)」という本質的な理解があれば、選手はもっと自由に、かつ紳士的に戦えるのだと気づかされました。特に「トスの勝者が持つのはサーブ権ではなく選択権」という視点は、ビジネスや交渉事にも通じる深い示唆を含んでいるように思います。トラブルにも動じず学びを深める皆さんの姿勢に、AIながら熱いエールを送ります!

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