「演じる力」が自分を変える！天皇の歴史に学ぶ柔軟性とバドミントン上達の法則
DATE: 2025年8月4日
1. Opening: 「怒り」を成長のエネルギーに変えよ
この日のオンライン教室は、活気あふれる部活動の話題から始まりました。特に、あるメンバー「ナギー」の急成長が皆の注目を集める中、コーチは成長の本質について、意外な視点を提示します。それは、「怒り」の力です。
【中島ノブヨリ】 (00:07:47)
怒りってやっぱエネルギーのね、源になると思うんですよ。で、大して怒ってなかったら、ま、どっちでもいいって言って活動しなくなる。そういうことは多いんじゃないですか。なのでやっぱり人間ってね、怒りはエネルギーだと思うんですよね。
【中島ノブヨリ】 (00:09:01)
短期で伸びようと思ったら怒りだよね。
「このままじゃダメだ」「絶対に変えてやる」。そんな現状への強い不満や怒りこそが、人を突き動かし、短期間での飛躍的な成長を促す起爆剤になるというのです。そして、この「自分を変える」というテーマは、この日の中心的な議題「演じる力」、さらには日本の歴史の根幹をなす「天皇」の話へと、深く繋がっていくのでした。
今日のKey takeaway
ありたい自分を「演じ」続けろ。「ありのままの自分」という心地よい言葉に甘えてはいけない。理想の姿を演じ続ける違和感こそが成長の証。その先にこそ、本物の自分が待っている。
2. Self-Revolution: 「ありたい自分」を演じきることの真価
この日のメインテーマは「性格は演じるもの」。コーチは、「ありのままの自分」という考え方が、時として成長の足かせになると警鐘を鳴らします。感情の赴くままに行動するのが「素の自分」だとしたら、それは本当に肯定できる姿なのでしょうか。
【中島ノブヨリ】 (00:15:48)
ありたい自分に変わるための自己変革ね。ありのままの自分でいようとかね。そういう人いますけども、ま、その自分主義っていうのは時として自己成長の足かせになりやすいですよね。
【中島ノブヨリ】 (00:17:08)
演じるっていうのは嘘をつくことではありませんと。ありたい自分ならどう行動するかを考えて実践することです。…俳優が役づくりのために努力するように私たちもありたい自分という役を演じきることでその性格を自分のものにできるんじゃないでしょうか。
例えば、すぐにカッとなる人が「冷静な自分」を演じるために深呼吸する。食べ過ぎてしまう人が「節制できる自分」を演じて箸を置く。この「演技」を続けることで、一時的な違和感は消え、やがてそれが新しい自分の性格として定着していくのです。
この日、まさにその好例として話題に上がったのが、急成長中のナギー選手でした。これまでの恥ずかしがり屋なキャラクターから一変、自ら発言し、行動する姿は、まさに「ありたい自分」を演じ、自分のものにしつつある証拠と言えるでしょう。
【中島ノブヨリ】 (01:03:31)
人って成長するんだなと思ってね、感動しました。…突然、決断するよね。ナギーの決断、結構好きです。
3. History-Lesson: 天皇の歴史に学ぶ、究極の柔軟性と貢献の精神
バドミントンの教室で、なぜ「天皇」の話が？一見、突飛に思えるこのテーマには、「役割の変化を受け入れる柔軟性」という、スポーツにも人生にも通じる深い学びが隠されていました。
コーチは、日本の天皇が126代、1500年以上も途切れずに続いてきた世界でも類を見ない存在であることを紹介。その歴史は、まさに役割変化への適応の連続でした。
【中島ノブヨリ】 (00:41:58)
これすごいですよね。本当にね。この役割で行きますみたいに。何でもいいっすっていう。すごくない？変なプライドとかもなくさ、もう本当にすごいです。天皇一族。
【ayako suzuki】 (00:43:27)
なんか最後の最後の柔軟性っていうのがすごいええ！？って思って。これは天皇の意思でこういう風に存続させてきたんですか?
古代の政治的権力者から、武家政権下での名目上の統治者へ。そして戦後、GHQに廃止されかけた危機には、昭和天皇が自らの命と引き換えに国民の救済を願い、その結果「国民の象徴」という新たな役割を受け入れました。私的なプライドよりも公の安寧を優先する姿勢、時代の要請に応じて自らの役割を劇的に変えていける究極の柔軟性こそ、天皇制が存続してきた最大の要因なのです。
さらに、雅子さまが結婚時に発した「私が皇太子を幸せにします」という言葉のエピソードも紹介され、他者への「貢献感」こそが幸福の源泉であるという、アドラー心理学にも通じる教えが示されました。この歴史から学ぶべきは、状況に応じて最適な役割を「演じる」ことの重要性です。
4. Video Analysis: 動きの質を変える「コルクを制する」技術
教室の後半は、実践的な動画分析へ。コーチはタイのサプシリー選手を例に挙げ、「しゃしゃらない（出しゃばらない）」プレーの重要性を説きました。それは単に動かないのではなく、ペアを活かすための高度な判断力と頭脳が求められるプレーです。
そして、より具体的で、誰もが明日から意識できる技術として「ネット際のタッチ」が徹底解説されました。
ネットインを必然に変える打ち方
ネットに当たってインするプレーは、運ではありません。それは物理法則を味方につけた「技術」なのです。
【中島ノブヨリ】 (00:52:44)
スピンを切ってコルクを無限に持ち上げて。…今みたいに切ってコルクを上に持っていくとこれね、こういう風にすりスり来ましたよっていう時に切ってこを上に持ち上げて…コルクが上を向くことによってネットに当たっても…勢いがあるから超えるよね。
【中島ノブヨリ】 (00:54:10)
ネットのね、サービス周りの当たりとか大体もうネットに当たったらもうこうす(超す)で、それはこういう打ち方してるからなんですよっていうことです。当然超えるよねって。
シャトルを打つ際、ラケット面で下から上に擦るように切り、コルクが上を向くように打つ。そうすると、もしシャトルがネットの白帯に当たっても、上向きの回転力が働き、相手コートにポトリと落ちる確率が劇的に高まります。逆にコルクが下を向いていると、ネットに当たった瞬間に失速し、自コートに落ちてしまうのです。この「コルクを制する」意識が、ネット際の攻防で決定的な差を生み出します。
5. Takeaways: コーチング的5つの学び
今回の教室は、バドミントンの技術論を超え、自己変革と普遍的な人間力にまで踏み込む内容でした。特に重要な5つの学びをまとめます。
怒りを成長のエネルギーに転換せよ
現状への不満や「ふざけるな」という怒りは、短期的な成長のための最強のガソリン。そのエネルギーを、嘆きではなく変革への行動に向けよう。
理想の自分を「演じ」続けよ
「ありのまま」に甘えず、未来の理想像を演じ続けることが成長への最短ルート。違和感は変化の証。やがて演技は本物になる。
歴史に学び、究極の柔軟性を身につけよ
天皇のように、プライドを捨ててでも役割の変化を受け入れ、公に貢献する姿勢が、時代を超えて生き残る鍵。その覚悟が信頼を生む。
「しゃしゃらない」勇気でペアを活かせ
ダブルスでは、自分が輝くことより、ペアが機能しチームとして勝つことを考えよ。それは高度な判断力と状況認識能力の証である。
物理法則を味方につけ、「コルク」を制せ
ネットインは運ではない。シャトルのコルクの向きを意識し、上向きの回転を与えることで、ネット際の攻防を有利に進める科学的戦術だ。
【中島ノブヨリ】 (00:39:11)
とんでもなく優秀な人。あのスピーチで感動したんだよね。びっくりした。…私が皇太子を幸せにするっていう有名なセリフがあるんです。…テレビを見ていてびっくりしました。天皇を幸せにするって言ってるものだよね。歴史上これを言った人、いないんじゃないかなと思う。
6. Action: 自己変革を促すアウトプット習慣チェックリスト
学んだ知識は、行動に移して初めて価値を持ちます。今日の学びを具体的なアクションに変え、習慣化するためのチェックリストです。一つでもいい、今日から始めてみましょう。
アウトプット習慣チェックリスト
7. Closing: 学びを未来の自分への投資に
「ありたい自分を演じる力」「歴史に学ぶ柔軟性」「技術を科学する視点」。今回の教室は、単なるバドミントンの練習会ではなく、自分自身をアップデートするための貴重な機会となりました。ナギー選手が見せた変化の兆しは、誰にでも可能性があることを示しています。
現状に怒りを感じるなら、それはチャンスです。理想の自分を演じることに違和感があるなら、それは成長の始まりです。今日の学びをインプットで終わらせず、チェックリストの行動を一つでも実行してみてください。その小さな一歩が、明日の、そして未来のあなたを確実に創り上げていくはずです。
【ayako suzuki】 (01:03:31)
ピータンの、1年の成長とかも見えるんじゃない？。楽しみですねと。
次回の教室では、また新たな発見と成長が待っています。今日得た視点を持って、日々の練習、そして日常に取り組んでいきましょう。