成長思考が飛躍の鍵:禅と進化論に学ぶ『人を見る目』と『共感力』- 2025年8月27日オンライン教室レポート
DATE: 2025年8月27日
1. Opening: 「分からない」を受け入れる勇気から始めよう
この日のオンライン教室は、体調と向き合いながらも仕事に励むユキンコさんを気遣う温かい雰囲気で始まりました。そして話題は、鈴木選手、トモティ、テルさんによる自主勉強会の振り返りへ。配球予測の分析で、あえてロビングを選択するという戦略的な一手について議論が交わされましたが、分析が複雑化し、思考が迷宮入りしてしまったようです。
しかし、コーチはこの状況こそが学びの宝庫だと指摘します。「分からない」という状態は、思考停止ではなく、新たな視点を得るための重要なステップなのです。
【ayako suzuki】 (00:04:55)
トモティに聞いても全然帰ってこなくなって私もなんか全然当たんないし、なんかよくわかんなくなって…
【中島ノブヨリ】 (00:06:22)
思考の言語化が上達を加速させます。それから分からないを受け入れていくっていうよう勇気も大事なんじゃないかということを学んだ1日だったと思います。
セオリーを知っているからこそ、その裏をかく発想が生まれます。すべての球を決め球にする必要はありません。時に「分からない」ことを正直に認め、そこから思考を再スタートさせる勇気が、私たちを次のステージへと引き上げてくれるのです。
今日のKey takeaway
「分からない」を受け入れる勇気は、思考停止ではなく、新たな学びへの扉。セオリーを知り、それを超える発想を持つための第一歩となる。完璧な答えを急ぐのではなく、未知の領域に踏み込むプロセスそのものを楽しむことが成長の鍵だ。
2. Deep Dive 1: 成長思考と「人を見る目」の育て方
ヒデさんが参加したコーチ研修の共有から、話題は「成長思考」の重要性へと移りました。才能は生まれつきではなく努力で伸ばせるという考え方は、まさにPhoenixが目指す姿そのものです。エビングハウスの忘却曲線や心理的安全性といった科学的アプローチも、私たちの練習の質を高める上で欠かせない要素です。
「人を見抜く」とは、温かい心遣いの始まり
「人を見抜く」と聞くと、相手を値踏みするような冷たい印象を受けるかもしれません。しかしコーチは、その真意は「相手に深く興味を持ち、理解しようと努めること」だと語ります。それは支配や操作ではなく、尊重から生まれる温かいコミュニケーションスキルなのです。
【中島ノブヨリ】 (00:11:48)
見抜くという言葉の裏に支配と操作、格付けといったイメージが湧くからではないでしょうか。しかし言葉を少し変えてみましょうと。相手に深く興味を持ち理解しようと務めることだとすれば、突然ポジティブな意味合いに変わってくるね。
【中島ノブヨリ】 (00:13:29)
人の心は複雑で多面的です。早急な結論は深い理解を妨げます。危ないなと思うのは、この人いい人っぽいっていう決めつけ。
「善」という名の刃に気をつけろ
自分の行動を「善」や「正しい」と信じることは、強力なエネルギーになります。しかし、その光が強すぎると、他者を断罪する「刃」に変わりかねません。自粛警察のように、正義感が暴走する現象はその典型例です。
コーチは、自分の行動をあえて「自己中心的」と捉え直すことを提案します。例えば、練習は「自分が上手くなるために相手の時間を利用する自己中心的な行動」と認識する。そうすることで、独善的な正義感から距離を置き、他者への寛容さが育まれるのです。
【中島ノブヨリ】 (00:18:10)
己の正しさを疑う時に成長は始まると思います。善意は時として刃になります。己の行動を自己中心的と顧みる時に他者への扉が開く。
3. Deep Dive 2: 禅と進化論に学ぶ、バドミントン上達のヒント
この日は、一見バドミントンとは無関係に思える「禅」と「生物の進化」という壮大なテーマにも足を踏み入れました。しかし、そこには上達のための普遍的な真理が隠されていました。
禅の教え:今、この瞬間に集中する
コーチは紙芝居形式で「禅」の世界観を解説。禅とは、言葉や理屈ではなく、直接的な体験を通じて「今、この瞬間」を大切にする教えです。桜の花が美しいのは、一瞬で散ってしまう「無常」の中にあるから。この「一期一会」の精神で一打一打に心を込めることが、プレーの質を高めます。
【中島ノブヨリ】 (00:23:40)
禅の世界観では全てのものは相互に関連し絶えず変化し続けています。この無常の中に美しさを見出す。執着を手放す。これによって真の自由と平安を得ることができます。
進化論の応用:バドミントン選手は進化できるか?
生物が環境に適応して進化してきたように、私たち選手も進化できるのではないか?コーチは、遺伝子のオン・オフスイッチといった最新の科学的知見を紹介し、バドミントンへの応用可能性を示唆しました。ストレス環境が遺伝子の働きを変えるように、質の高い練習や厳しい試合環境が、私たちの身体能力を新たなレベルに引き上げるかもしれません。常に最新情報をウォッチし、変化を恐れず取り入れていく姿勢が重要です。
【中島ノブヨリ】 (00:37:34)
(遺伝子レベルの)オンオフスイッチとかを入れることによって突然、スマッシュが速くなったり、筋移動速度が上がったりっていうことが可能になるかもしれないですよね。…こういうのはウォッチしとかないと。出遅れたら負けじゃん。
4. Video Analysis: 勝敗を分けるコート上の「共感力」
教室の後半は、実際のプレー映像を分析。技術的な側面に加え、今回は特にパートナーシップとメンタル面に焦点が当てられました。
ミスを帳消しにする「最高の表情」
ダブルスで最も避けたいのは、一人のミスから連鎖的に流れが悪くなること。コーチは、パートナーがミスをした直後の対応こそが重要だと強調します。映像で示されたのは、ミスをした仲間に対し「分かってるよ」「気にするな」とでも言うような、共感のこもった表情と頷き。この一瞬の振る舞いが、悪化しかけた流れを断ち切り、逆に最高のショットを生み出すきっかけになるのです。
【中島ノBブヨリ】 (00:41:38)
分かるよって。目を合わせればいいってもんでもないんだよね。これ100点満点。分かってるよっていうね。…ていうね、こう共感した感じ。いいですか?確かこの後すごいね、調子が復活するんですよね。
【中島ノブヨリ】 (00:43:23)
普通ボンミスした後って流れ悪いじゃないですか。…パートナーがミスした時にね、普通ずるずる連続ミスのパターンになってしまう。それを防ぐ。というか逆に上がる。
ウィニングランは暴落のサイン
一方で、良いショットを決めた後の「ウィニングラン」には警鐘が鳴らされました。最高のプレーをした直後、興奮のあまり過剰なパフォーマンスをしてしまうと、脳機能が昂りすぎてしまい、その後の信じられないようなミスに繋がることがあります。良いプレーの後こそ「よし」と一言で締め、脳を戒めるように意識を集中させることが、安定した勝利への道です。
5. Takeaways: コーチング的5つの学び
今回もバドミントンの枠を超え、人としての成長に繋がる深い学びがありました。特に重要な5つのポイントを振り返ります。
「成長思考」をインストールする
才能は生まれつきのものではない。努力によって伸ばせると信じる「成長思考」こそが、自分の限界を突破する原動力となる。
「人を見る」とは「深く知る」こと
相手をジャッジするのではなく、温かい興味を持って理解に努める。その姿勢が、表面的な関係を超えた本物の信頼を築く。
「善」という刃を自覚する
自分の正しさを疑い、行動を「自己中心的」と捉え直すことで、他者への寛容さが生まれる。正義感が暴走する前に、一度立ち止まろう。
共感力が流れを変える
パートナーのミスは、チームの絆を深めるチャンス。非難ではなく共感を示す一瞬の振る舞いが、敗戦の流れを勝利へと変える力を持つ。
今、この瞬間に集中する(禅の教え)
過去のミスや未来の勝利に心を奪われず、目の前の一打に全神経を注ぐ。一期一会の精神が、最高のパフォーマンスを引き出す。
【中島ノブヨリ】 (00:27:05)
桜の花びらが風に舞う様子は無常の美しさを表現してます。全てのものは変化しやがて消えてきます。この短さこそ美しいのです。永遠に続くものがないからこそ今この瞬間が貴重で美しく輝いてます。
6. Action: 成長を加速させる実践チェックリスト
学びを行動に変えてこそ、真の力となります。今日のインプットを、明日からの成長に繋げるための具体的なアクションリストです。一つでも多くチェックできるよう、意識して取り組んでみましょう。
アウトプット習慣チェックリスト
7. Closing: 学びを力に変え、次の一歩へ
「成長思考」を羅針盤とし、「人を見る目」という温かいレンズを通して仲間と向き合う。コート上では「共感力」という最強の武器を手にし、「禅」の精神で今この瞬間に集中する。今回の教室は、単なる技術論では到達できない、バドミントンという競技の奥深さと、人としての成長の喜びを再認識させてくれる時間でした。
そして、話題は10月5日の応援ツアーの計画へ。体調が万全でない中でも「行きたい」と声を上げるユキンコさんの言葉に、このコミュニティの温かさと絆の強さを感じずにはいられません。
【中島ノブヨリ】 (01:08:31)
ゆきんこさん、御殿場へ行きましょう!
【川上由紀子】 (01:08:31)
あ、行きたいなと思ってたんですけど、行っていいなら…行きたいです。
【中島ノブヨリ】 (01:10:17)
じゃあ応援ツアーにね、ちょっと体調の状況を見ながらね。
日々の学びをコートでの一打に、そして人生の一歩に繋げていきましょう。インプットで終わらせず、チェックリストの項目を一つでも実践してみてください。その小さな行動の積み重ねが、未来のあなたを創り上げます。次回のオンライン教室で、さらに成長した皆さんと会えることを楽しみにしています。