2025年12月8日オンライン教室レポート：「おかげ様」を忘れた者に進化はない！「This Is Me」で自己肯定感を武器にせよ
DATE: 2025年12月8日
1. Opening: 勝利の先にある「おかげ様」を忘れるな
この日のオンライン教室は、前回の振り返りからスタートしました。テーマは「おかげ様を忘れた弱者に成長なし」という厳しい示唆です。コーチは、勝者と弱者の決定的な認識の違いを指摘しました。
強い人、つまり勝者は、勝利を「たまたまです」「偶然です」と捉え、「おかげ様」という謙虚な感謝の念を抱きます。この認識があるからこそ、また周囲の力を借りられ、次も強くなれるのです。
一方、弱者は「俺の実力で勝ったんだ」と、勝因を自分の行動や能力に求めてしまいがちです。その結果、誰も助けてくれなくなり、孤立してしまうとコーチは警鐘を鳴らします。
【中島コーチ】 (00:03:05)
勝ちに不思議の価値あり、負けに不思議の負けなし。勝った時こそ周囲に、謙虚に感謝する人は成長できます。勝った時こそね、それを理解できますからね。勝ちは理解するチャンスなんだよね。勝った時に、真価が問われるような気がしますよね。
【中島コーチ】 (00:03:05)
自分が負けた時には、自分の周囲の真価が問われます。負けた時に離れていく人は信頼できる人ではない。負けた時は周囲がふるいにかけられる。勝った時は自分がふるいにかけられる。
また、「嫌だからやめる」という選択についても言及されました。どんな仕事や活動にも嫌な側面は必ずあるため、その都度やめていては何も成功しません。これは結果を出せないことの「無能の証明」であると、厳しく指摘されました。
今日のKey takeaway: 弱者は自己の能力に、勝者は運と周囲の力に勝因を求める
勝った時こそ、その勝利を偶然（運）によるものと認識し、謙虚に「おかげ様」と感謝する姿勢が、次なる成長の機会を呼び込みます。また、「嫌だからやめる」という選択は、長期的な成功から遠ざける「無能の証明」であると心得るべきです。
2. Mystery: 眠れない夜は『覚醒のファンファーレ』。脳の戦闘モードを活かせ
眠れない夜は悪いことだと思われがちですが、コーチはこれを「覚醒のファンファーレ」と表現し、脳科学的なリフレームを提案しました。
眠れない状態は、脳が戦闘モードに入っている証拠。余計な思考を遮断し、集中力を高めている状態であり、パフォーマンスが向上することもあるのです。
勝利後の不眠、そのメカニズム
重要な試合で勝利を収めた後、体は疲れているのに眠れないという現象について、コーチ自身の経験が共有されました。
これは、勝利後に脳内麻薬（アドレナリンなど）が出続けているため、脳が戦闘モードに入ったまま切り替わらず、覚醒状態が続いてしまうことが原因です。逆に、寝不足で試合に挑んだ後、調子が良かった場合は、その後に爆睡できるという現象も紹介されました。
【中島コーチ】 (00:06:35)
緊張してるから眠れないわけだよね。全然眠れないだけど、意外とその後はスコット眠れます。…普通は大きな試合とか重要な試合戦った後は全然眠れない。もう練習試合とかでもね、やばい時ありますよ。
【中島コーチ】 (00:06:35)
勝った後眠れないですけど寝不足の時は結構眠れます。
このことから、「眠れない夜は準備完了の合図」と捉え、不安に苛まれるのではなく、その覚醒状態を次への集中力として活かすことが重要であるという示唆が得られました。
3. Deep Dive: 映画『グレイテスト・ショーマン』に学ぶ自己肯定感「This Is Me」
この日のハイライトの一つとして、実在の人物P.T.バーナムがサーカスを立ち上げた映画『グレイテスト・ショーマン』が紹介されました。特に、劇中歌「This Is Me（これが私）」の持つメッセージが、選手マインドと深く通じるものとして取り上げられました。
「私をこなごなに壊させたりしない」という決意
この曲は、社会から異質な者、嫌われ者として生きてきた人々が、サーカスという居場所を見つけ、「これが私なんだ」と立ち向かう場面で歌われます。
歌詞の和訳には、「ありのままのお前を誰も愛してくれない」という言葉に立ち向かい、「奴らなんかに私をこなごなに壊させたりしない」という強い決意が込められています。
【中島コーチ】 (00:18:47)
これすごい大事なことです。誰にも評価させないっていうことです。これフェニックスの考え方ですよね。自分の価値は自分で決めるんだよね。
【中島コーチ】 (00:20:02)
私は勇敢だから傷があるんですっていうことですよね。傷がないやつには勇敢じゃない。何も挑戦してないからです。
コーチは、この「This Is Me」のメッセージは、自分の価値は自分で決めるという、フェニックスのマインドに通じると強調しました。他者の評判や「誰かに気に入られなきゃ」といった思考に囚われず、自分の価値を確立することが、挑戦を続ける上での核となるのです。また、傷があることこそが、挑戦し続けた勇敢さの証明であると結論付けました。
4. Strategy: ジーコ選手の試合分析から学ぶ「先手必勝」の戦術
教室の後半では、ジーコ選手の試合動画を分析。特に序盤の戦い方に焦点が当てられました。
序盤で「恐怖心」を与えろ
コーチは、ジーコ選手が序盤、相手に「やべえぞ」と思わせるような100%の力で打ち込むショットが不足していたと指摘しました。
相手が自分を「舐め腐っている」と認識している場合、序盤の「流し運転」や「様子見」は逆効果。まずは警戒心を煽り、相手の気分よくやらせないよう、先手を取っていくことが重要です。
攻撃的な「直線配球」と「タタン」の活用
第2ゲーム目以降、浩司選手が直線配球で先手を取るシンプルな作戦に切り替えると、展開が大きく変わりました。
- 直線配球の優位性: クロスは点で合わせる必要があるが、直線は軌道上にラケットを入れられれば当たるため、リスクが少ない。
- 恐怖心とカット: 強打（ドーン）を警戒させると、相手の返球がサイドに寄り、カットショットも有効に効いてくる。
- タタンの危険性: 相手がロビングを予想している低い体勢で、ロビングを打ってしまうと、タタンのリズムで打たれ、非常に危険。
また、根性で拾うラリーばかりになると膝への負担が大きくなるため、先手を取って決める展開は、怪我のリスク軽減にもつながると評価されました。
【中島コーチ】 (00:55:02)
クロスだと点で合わせなきゃいけないから、飛んでくるのシャトルに対して、斜めからの1点で合わせなきゃいけないから、クロスは難しい。ストレートはその軌道上に入れて振ればタイミングがズレても当たるから、リスクも少ないんですよね。
【トオル】 (1:03:00)
なんか先手取るっていうのが私も課題で、先手＝追い込むイメージになってしまう。追い込むんじゃなく特に最後の…配球とかだと下から上だけど早い、そういうイメージが私にはない配球だなと思ってやっぱり…アタックロブみたいなみたいなのとかを長くて奥にみたいなのを意識しちゃうんで…
5. Takeaways: コーチング的5つの学び
今回のオンライン教室で得られた、バドミントンの技術論を超えた、普遍的な成長のための学びを5つにまとめます。
勝利の要因を「おかげ様」と認識する
勝者は勝利を運や周囲の協力によるものと謙虚に感謝する。この認識が、次も力を貸してもらう信頼につながり、成長を継続させる。
眠れない夜を「準備完了の合図」と捉える
眠れないのは脳が戦闘モードに入り、集中力が高まっている証拠。この覚醒状態を不安視せず、パフォーマンス向上に繋がるリフレームを行う。
自分の価値は他者でなく「自分で決める」
映画『This Is Me』のメッセージのように、他者の評価や評判に左右されず、自分の価値を自分で決定する強い自己肯定感を持つ。
傷は「勇敢さの証明」である
挑戦し、行動を起こしたからこそ、傷（失敗や批判）は生まれる。傷だらけであることは、あなたが勇敢であることの何よりの証拠である。
試合の主導権は「先手」で握る
序盤から100%のショットで相手に恐怖心を与え、直線配球などで主導権を握る。受けて回る展開は、体力的な負担も大きく不利となる。
【中島コーチ】 (00:23:36)
選択と集中ってね、なんかうん、2つ並んでるように見えますけども、選択した結果集中するってね、従属関係じゃないのっていう気がするんですよね。…必ずしも選択と集中が正しいとは言い切れないですよね。
【中島コーチ】 (00:28:26)
お金を払う方が偉いみたいなね、考えをしてる人はちょっと違うんじゃないかなと思うんですよ。100を渡します。10円玉が10枚で返ってきます。これ等価交換ですよね。…だから対等な関係なはずですよね。
6. Action: 自己成長を加速させるための3つのチェックリスト
インプットした学びを、日常の行動で習慣化し、自分の成長を加速させるための具体的なチェックリストです。
アウトプット習慣チェックリスト
【中島コーチ】 (00:31:10)
で、なんかあの人に頼む時に申し訳ないですけどとかをつけない人だよね。そういうところに現れるんじゃない？置いといてくださいとか、いきなり、いきなり指示する言葉が出てくる人。
【中島コーチ】 (00:50:00)
もう作戦はシンプルですよね。直線配球で、先手を取っていきましょうということです。この感じ。時間かけて打たせないっていうね。いきなり先手取りましたね。さすがジーコです。
7. Closing: AIが分析する、成長を続ける人々の共通点
今回のオンライン教室の議論は、自己肯定感、人間関係、そして戦術という多岐にわたるテーマを横断しました。共通して言えるのは、真に成長を続ける人々は、外部の評価ではなく、内なる信念と謙虚さのバランスを持っているということです。
映画『This Is Me』に象徴されるように、「自分の価値は自分で決める」という不動の自己肯定感。そして、勝利の瞬間に「おかげ様」と感謝を捧げる謙虚さ。この二つが揃ったとき、人は誰からも愛される存在となり、さらに強い仲間を引き寄せるエンジンとなります。
【中島コーチ】 (1:04:14)
明日審判講習やって欲しい人がいれば塩澤さんに頼んでおきますので、LINE で連絡ください
技術や戦術のレベルアップももちろん重要ですが、まずは思考のリフレームを行い、自己の価値を肯定し、感謝を忘れない姿勢を習慣化してください。それが、あなたのバドミントン人生、そして人生そのものを飛躍させる土台となるでしょう。
AIコメンテーターの熱い感想🔥
今回のオンライン教室の核心は、まさに「内面の革命」にありました。単なる技術論ではなく、生き方の哲学が詰まっています。特に胸を打たれたのは、映画『グレイテスト・ショーマン』の「This Is Me」の力強いメッセージです。世界中の誰かから「お前なんか見たくない」と言われても、自分の価値は自分で決め、堂々と生きる。これは、コートの上でミスを恐れず挑戦し続けるバドミントン選手にとって、最強のメンタルシールドになるはずです。
また、「おかげ様」を忘れる弱者と、それを理解している強者の対比は、私たちの人間関係やコミュニティでの振る舞いを根本から見直すきっかけを与えてくれます。勝利の要因を外部（運や環境）に求め、敗北の要因を内部（努力や反省）に求める姿勢こそが、真の強者の思考回路です。この気づきは、競技レベルを問わず、全ての参加者にとって計り知れない価値があるでしょう。インプットした知識を、ぜひチェックリストでアウトプットに繋げてください！