【中島信頼が徹底解説】Kaihou(カイホウ)のすごさとは?井村氏・竹入氏の投資哲学と日本株ファンドを分かりやすく
皆さん、こんにちは!投資や資産運用にも関心がある、中島信頼です。
最近、SNSやニュースで「Kaihou(カイホウ)」という新しい投資助言会社の名前を頻繁に目にするようになりました。なんでも、カリスマ的な人気を誇る個人投資家の井村俊哉さんと、元ゴールドマン・サックスという世界的な金融機関で活躍された竹入敬蔵さんという、非常に興味深い経歴を持つお二人が立ち上げた会社だそうです。
「ニッポンの家計に貢献する」という、壮大で心惹かれるミッションを掲げるKaihou。しかし、「具体的に何をしている会社なの?」「他の投資会社と比べて何が『スゴイ』の?」と、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、私、中島信頼が、この注目の会社Kaihouについて、特に共同代表のお一人である竹入敬蔵さんにも光を当てながら、その「すごさ」や目指す「世界観」を、できる限り分かりやすく、そして深く掘り下げてみたいと思います! 投資用語も出てきますが、その都度かみ砕いて説明しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
Kaihou(カイホウ)って、そもそもどんな会社?
まずは、Kaihouの基本情報から見ていきましょう。
- 設立: 株式会社Kaihouは、2023年に設立された、まだ新しい会社です。
- 事業内容: 投資助言・代理業を行う会社として、金融庁に正式に登録されています(関東財務局長(金商)第3416号)。これは、国が定めた基準をクリアし、投資家に対して専門的なアドバイスを提供する資格を持つ、信頼できる(法的な)機関であることを意味します。また、業界団体である一般社団法人日本投資顧問業協会にも加入しています。
- 現在の主な活動: 現在は主に、独立系の運用会社であるfundnote株式会社が設定・運用・販売を行っている公募投資信託、「fundnote 日本株 Kaihou ファンド」(愛称:匠のファンド かいほう)に対して、投資に関する専門的な助言を提供しています。具体的には、Kaihouが「どの会社の株に投資すべきか」「どのような戦略で運用すべきか」といったアドバイスを行い、そのアドバイスに基づいてファンドが実際に運用を行う、という役割分担です。私たち個人投資家も、このファンドを購入することで、間接的にKaihouの投資戦略の恩恵を受けることができる仕組みになっています。
つまりKaihouは、国に認められた投資のプロフェッショナル集団であり、現在は特定の日本株ファンドに対して、その運用ノウハウを提供している会社、と理解すると良いでしょう。
異色の共同代表:井村俊哉氏と竹入敬蔵氏
Kaihouがこれほど注目を集める大きな理由の一つが、共同代表を務めるお二人のユニークな経歴と、その組み合わせです。
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井村 俊哉 氏:
- 元お笑い芸人という、金融業界では極めて珍しいバックグラウンドを持つ方です。キングオブコント準決勝進出経験もある実力派だったとか。
- 芸人引退後、株式投資の世界へ。その才能は投資の世界で大きく開花し、「妥協なき情報収集と終わりなき深掘り」をモットーとする徹底的な企業分析と、確信を持った銘柄への集中投資スタイルで、個人資産をわずか10年あまりで数十億円規模にまで拡大させました。まさに、日本を代表するカリスマ個人投資家と言えるでしょう。
- 企業の経営に関する知識を深めるため、中小企業診断士の資格も取得されています。
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竹入 敬蔵 氏:
- 井村氏とは対照的に、王道の金融エリートとしてのキャリアを歩んでこられました。
- 東京大学経済学部を卒業後、新卒で世界的な投資銀行であるゴールドマン・サックス証券に入社し、企業分析の専門家であるアナリストとして活躍。
- その後、国内の独立系運用会社でアナリスト、さらに独立系ヘッジファンド(特定の投資戦略を用いて市場平均以上のリターンを目指すファンド)であるシュバイツェルインベストメントの立ち上げに創業メンバーとして参画し、ポートフォリオマネージャー(ファンド全体の投資戦略を決定し、運用成果に責任を持つ専門職)を務めるなど、機関投資家(年金基金や保険会社など、大口資金を運用するプロ)の世界で長年にわたり、分析・運用の最前線で実務経験を積んでこられました。
このお二人の組み合わせこそが、Kaihouの最大の強みであり、他にはない魅力だと、私、中島信頼は感じています。
井村氏の個人投資家としての圧倒的な実績と、分かりやすい言葉で語る発信力は、特に私たちのような個人投資家にとって、強い共感と期待感を生み出します。
一方で、竹入氏が持つ、ゴールドマン・サックスやヘッジファンドといった世界で培われた、プロフェッショナルとしての高度な専門知識と運用経験は、Kaihouという組織全体の信頼性と、より専門的な投資戦略の実行能力を裏付けるものです。
異なる分野で頂点を極めた二人の才能が融合することで、「一人では到達できない高みを目指せる」と両氏も語るように、非常に大きな相乗効果が期待されているのです。
Kaihouの使命:「ニッポンの家計に貢献する」という熱い想い
Kaihouは、単にお金を増やすことだけを目的とした会社ではありません。その根底には、明確な「世界観」と社会に対する「使命感」があります。
- ミッション(使命): 彼らが最も大切に掲げているのが「ニッポンの家計に貢献する」ことです。これは、投資活動を通じて得た利益を、広く日本の一般家庭に還元し、人々の暮らしをより豊かにしていく、という非常に分かりやすく、力強い目標です。
- ビジョン(目指す未来): さらにその先に見据えるのが「ニッポンの解放」という壮大なビジョンです。個々の家計が豊かになることが、結果として消費やさらなる投資を活発化させ、停滞感が漂うこともある日本経済全体を再び元気に、活性化させていく、という大きな好循環を生み出すことを目指しています。
- アルファ(α)への執念: このミッション達成の鍵と位置付けているのが「アルファ(α)」の徹底的な追求です。アルファとは、少し専門的になりますが、「市場全体の平均的な動き(例えば日経平均株価など)とは関係なく、優れた銘柄選びや運用戦略によって生み出される超過収益」のことです。Kaihouは、企業が本来持っているはずの価値と、市場で付けられている現在の株価との間に存在する「ズレ(非効率性)」こそがアルファの源泉だと考え、このズレを見つけ出すことに並々ならぬ「執念」を燃やしていると公言しています。
- 三方良し(市場・企業・家計): 彼らの活動は、日本の伝統的な商習慣である「売り手よし、買い手よし、世間よし」にも通じる、「市場良し・企業良し・家計良し」という考え方に基づいています。
- 市場良し: 適切な企業価値評価を促すことで、株式市場全体の魅力を高める。
- 企業良し: 投資先企業と建設的な対話を行うことで、企業価値の向上を後押しする。
- 家計良し: 上記の結果として得られたアルファ(超過収益)を、投資家である私たちの家計に還元し、経済全体の活性化に繋げる。
- 創業者の個人的な想い: このようなビジョンは、創業者お二人の個人的な価値観とも深く共鳴しています。竹入氏は「誰もが自分の好きなことで社会に貢献できる社会が理想」であり、投資はそのための力強い手段だと考えています。井村氏は、ご自身の投資経験を踏まえ、「忙しくて投資に十分な時間を割けない子育て世代などを含め、より多くの人々が株式投資の恩恵を受けられるようにしたい」という強い問題意識を持っています。「ファンドは社会の公器」という発言からも、その高い社会貢献意識がうかがえます。
Kaihouの目指すところは、単なる金融ビジネスの枠を超え、投資の力で日本社会全体をより良くしていこうという、非常に意欲的で、多くの人が共感できるストーリーを持っていると感じます。
投資哲学①:アルファへの執念と徹底リサーチ
では、Kaihouは具体的にどのようにして「アルファ」という宝物を見つけ出すのでしょうか?その核心には、まさに「執念」と呼ぶにふさわしい、徹底的なリサーチ(調査・分析)へのこだわりがあります。
- 圧倒的な情報収集量: 井村氏の投資信条「妥協なき情報収集と終わりなき深掘り」を体現するように、なんと日本に上場している約3900社ほぼ全ての企業の「決算短信」(企業の成績表のようなもの)や「有価証券報告書」(企業の詳細な情報が記載された書類)に目を通すことからリサーチをスタートするそうです。想像するだけでも気が遠くなる作業ですが、この膨大なインプットこそが、彼らの投資判断の揺るぎない土台となっています。
- 独自の分析フレームワーク「七つの問い」: Kaihouには、長年の投資経験から体系化された独自の分析フレームワーク、「七つの問い」が存在すると言われています。残念ながら、その具体的な内容は公開されていませんが、投資する価値のある企業かどうかを見極めるための、Kaihou独自の厳しいチェックリストのようなものだと考えられます。
- 「割安」の本質を見抜く: 単に株価が安いという表面的な理由だけでなく、「企業が本来持っている価値(本源的価値)」と比較して、現在の株価が著しく割安であると判断される銘柄を探し出します。ただし、それが「安かろう悪かろう」ではないか、本当に価値ある「掘り出し物」なのかを判断するために、徹底的な分析が不可欠だと強調しています。
- リスク評価の徹底: 投資においてはリターン(収益)だけでなく、リスク(損失の可能性)を管理することが極めて重要です。Kaihouは、企業の**成長可能性(アップサイド)**を評価すると同時に、**株価が下落してしまうリスク(ダウンサイド)**もしっかりと評価します。具体的には、企業の財務状況(手元資金が豊富か=キャッシュリッチ、借金が過大でないか)や、事業内容が理解しやすく、予期せぬリスクが発生しにくいか、といった点を重視し、できるだけリスクの低い企業を選ぶことを心がけているようです。
- 注目する投資指標: 企業の割安度を測る指標として、**PER(株価収益率)やP/CF(株価キャッシュフロー倍率)**なども参考にしています。
- PERとは、「Price Earnings Ratio」の略で、今の株価が、その会社が生み出す1年間の利益(一株あたり)の何倍になっているかを示す指標です。一般的に、この数値が低いほど、株価は利益に対して割安であると判断される傾向があります。
- P/CFとは、「Price Cash Flow Ratio」の略で、今の株価が、その会社が生み出す1年間の現金(キャッシュフロー、一株あたり)の何倍かを示す指標です。利益よりもごまかしにくいとされるキャッシュフローを基準に割安度を測るため、PERと併せて重視する投資家もいます。こちらも低いほど割安の目安とされます。 Kaihouは、これらの指標が単に一時的に低いだけでなく、企業の本質的な価値や成長性を考慮した上で、**中期的に(例えば2~3年で)株価が大きく上昇する可能性を秘めた、「質の高い割安株」**に特に注目しているようです。
この、時間と労力を惜しまない、超人的とも言える「徹底的なリサーチ」こそが、他の誰も気づいていないアルファを発掘するための、Kaihouの強力なエンジンとなっているのです。
投資哲学②:積極的なエンゲージメント(対話)による価値創造
Kaihouの投資戦略は、優れた「割安株」を見つけ出して投資したら、それで終わりではありません。むしろ、そこからが重要とも言える、もう一つの重要な柱があります。それが「エンゲージメント(対話)」です。
- エンゲージメントとは?: 簡単に言うと、投資先の企業の経営陣や関係者と、株主という立場で積極的に対話を行うことです。
- 目的:「一緒に」価値を高める: Kaihouは、単に投資した企業の株価が自然に上がるのを待つのではなく、投資先企業と「一緒に」なって、その企業が持つ潜在的な価値を最大限に引き出し、企業価値そのものを高めていくことを目指しています。このような、投資家が企業経営に積極的に関与していくアプローチを「構築的(Constructivist)」エンゲージメントと呼びます。
- 対話を通じて促す改善: 具体的には、企業が株主や投資家とどのように情報を共有し、コミュニケーションをとるか(IR活動)、保有している資産や生み出した資金をどれだけ効率的に事業や株主還元に活用しているか(資本効率)、そして、会社の意思決定プロセスや経営の透明性・健全性(ガバナンス)といった点について、対話を通じてより良い方向へ改善するように働きかけます。時には、社外取締役など、経営陣以外の様々な立場の人とも意見交換を行うそうです。
- 社会全体の利益も視野に: この対話は、投資家が長期的な視点で企業の持続的成長を促すための行動原則である「日本版スチュワードシップ・コード」の精神に則って行われます。さらに、単にその会社の利益を最大化するだけでなく、環境問題や社会課題への貢献といった、社会全体にとっても良い影響を与えるような提案を行うことも重視しているようです。
つまり、Kaihouの戦略は二段構えです。「徹底的なリサーチ」でアルファを生み出す可能性を秘めた原石(企業)を見つけ出し、次に「積極的なエンゲージメント」という名の研磨作業によって、その原石を磨き上げ、**眠っている価値を実際に「引き出す(顕在化させる)」**ことを目指しているのです。井村氏が過去に、ある地方銀行に対して行った株主提案(エンゲージメントの一環)は、まさにこのアプローチの実践例と言えるでしょう。
助言ファンド「fundnote 日本株 Kaihou ファンド」の特徴
Kaihouがその投資哲学に基づいて助言を行っている「fundnote 日本株 Kaihou ファンド」は、どのような特徴を持つ投資信託なのでしょうか?
- 投資スタイル:厳選・集中投資: 最大の特徴は、国内に上場する約3900社もの企業の中から、Kaihouの徹底的なリサーチと分析によって「アルファが大きい」と判断された、**ごく少数の銘柄(約20銘柄程度)に資金を厳選して「集中投資」**を行う点です。多くの銘柄に少しずつ分散して投資する一般的なファンドとは異なり、「これぞ!」と確信した企業に重点的に資金を投じるスタイルです。これは、投資戦略が成功すれば大きなリターンが期待できる一方で、もし選んだ企業の株価が振るわなかった場合には、損失も相対的に大きくなる可能性がある、ハイリスク・ハイリターンを目指す運用手法と言えます。
- 運用開始日: このファンドは、2025年1月27日に運用がスタートしました。
- 最低申込金額: 申し込みは100万円からとなっており、プロ向けの戦略でありながら、個人投資家にも門戸が開かれています。(※販売会社によって最低申込金額が異なる場合があります)
このファンドは、Kaihouの投資戦略を実際に体験できるツールであり、その運用パフォーマンスが、Kaihouの助言能力を測る一つの指標となります。
実績と信頼性:竹入敬蔵氏の経験が鍵
投資を検討する上で、やはり最も気になるのは「実績」ではないでしょうか。この点について、冷静に見ていきましょう。
- 会社としての運用実績:まだこれから: 株式会社Kaihouは設立(2023年)から日が浅いため、投資助言会社として、長期にわたる運用実績は現時点ではありません。これは、Kaihou自身も公表している事実であり、投資を検討する上で最も正直に認識しておくべき点だと、私、中島信頼は考えます。
- ファンドの実績:評価には時間が必要: Kaihouが助言を行う「fundnote 日本株 Kaihou ファンド」も、運用開始(2025年1月)からまだ数か月しか経過していません(2025年5月現在)。運用開始当初、予想をはるかに上回る申し込みが殺到し、一時的に新規の受け付けを停止したほど、市場からの注目度と期待感は極めて高かったと言えます。これは、創業者、特に井村氏の高い知名度と、Kaihouが掲げるビジョンへの共感の表れでしょう。しかし、ファンドの実力は短期的なパフォーマンスではなく、様々な市場環境を経た上での長期的な運用成果によって測られるべきであり、現時点での評価は時期尚早です。
- 創業者個人の実績と組織としての実績の違い: 井村氏の個人投資家としての驚異的な実績は疑いようがありません。しかし、個人の才能と自由な判断で行う運用と、多くの投資家から資金を預かり、金融商品取引法などの厳格な規制の下で組織として行うファンドへの助言業務は、求められる規律や責任、プロセスが大きく異なります。
- 竹入氏の経験がもたらす組織的な信頼性: ここで、共同代表である竹入敬蔵氏が持つ、長年のプロフェッショナルとしての経験が、Kaihouという組織の信頼性を高める上で、極めて重要な意味を持ってくると考えられます。
- ゴールドマン・サックスやヘッジファンドといった世界で、アナリスト(企業分析の専門家)およびポートフォリオマネージャー(運用全体の責任者)として活躍してきた竹入氏の実績は、単なる個人の成功体験ではありません。それは、厳格なコンプライアンス(法令遵守)とリスク管理の下で、組織として、継続的に高度な分析と投資判断を行ってきた経験そのものです。
- この機関投資家としての深い知見と実践経験が、Kaihouという会社の運用体制、リスク管理、そして組織としての専門性の基盤を形成し、まだ実績の浅い会社に**プロフェッショナルとしての「格」と「信頼性」**を与えていると言えるでしょう。
- つまり、Kaihouの「会社としての運用実績はまだない」という点を、竹入氏の金融のプロとしての確かなキャリアが補強し、「それでもこの会社には、世界レベルの運用ノウハウと組織運営の基盤があるのだ」という安心感に繋がっているのです。
井村氏の個人としてのカリスマ性と、竹入氏の組織的なプロフェッショナリズム。この二つの異なる、しかし強力な推進力が組み合わさっていることこそが、実績がまだこれからのKaihouにとって、未来への大きな期待を抱かせる源泉となっているのです。
まとめ:Kaihouの挑戦と未来への期待【中島信頼の感想】
さて、今回は注目の投資助言会社Kaihouと、その共同代表である井村俊哉氏、竹入敬蔵さんについて、私なりに詳しく見てきました。
Kaihouの魅力と強みを再確認:
- 井村氏の桁外れの個人実績と発信力 × 竹入氏の世界レベルの金融プロフェッショナルとしての経験という、他に類を見ない強力なタッグ。
- 「ニッポンの家計に貢献する」という、明確で社会的な意義を持つ、共感を呼ぶミッション。
- 市場の非効率性(アルファ)を見つけ出すことへの「執念」と、それを支える超人的なリサーチ。
- 投資先企業と共に価値を創造しようとする、**積極的かつ建設的なエンゲージメント(対話)**のアプローチ。
これから注視すべき点:
- 会社として、そして助言するファンドとして、長期的な運用実績をこれから積み上げていく必要があり、その真価が問われる。
- 創業者の個性に大きく依存する側面もあり、組織として持続的に成果を出せる体制を強化していくことが期待される。
- 市場の注目度が高く、運用資産規模が大きくなった際に、得意とする集中投資戦略を効果的に実行し続けられるか(規模の制約の問題)。
【中島信頼の感想】
私、中島信頼は、株式会社Kaihouを、日本の資産運用業界において非常に大きな可能性を秘めた、エキサイティングな存在だと感じています。共同代表お二人のユニークで強力な組み合わせ、そして「日本の家計を豊かにする」という明確なビジョンは、多くの投資家にとって魅力的です。
特に、私が強く共感し、注目しているのは、**「積極的なエンゲージメントを通じてアルファを見つけにいく」**という姿勢です。これは、単に割安な株を探して買うだけでなく、投資先の企業と深く関わり、対話を通じて共に汗をかき、その企業の持つ潜在能力を引き出そうとするアプローチです。
実は、この考え方は、私のライフワークであるバドミントンの指導における信念と、深く通じ合うものがあります。私の指導の核の一つは**「選手以上に選手を知る」ことです。それは、世界中の誰よりもその選手のことを深く理解し、現状を分析し、そして目指すべき場所(宝物)を選手と『共に』考え、そこに向かって『一緒に』歩んでいく**、という世界観を意味します。
Kaihouが投資先企業と真摯に向き合い、課題を共有し、対話を通じて共に企業価値向上というゴールを目指す姿は、まさに指導者と選手が信頼関係に基づき、二人三脚で困難を乗り越え、成長していくプロセスそのものだと感じます。外から批評するだけでなく、内側から能動的に関与し、より良い未来を『共に創り上げていく』。この「構築的な」アプローチに、私は投資の世界においても大きな可能性と魅力を感じずにはいられません。
Kaihouが、その掲げる高い理想「ニッポンの家計に貢献する」を、これから着実な運用実績という形で証明してくれるのか。その挑戦の道のりを、私、中島信頼も、一人の投資家として、そして「共に創る」価値を信じる者として、引き続き注目し、応援していきたいと思っています。
投資は常に自己責任であり、将来の成果を保証するものではありません。しかし、Kaihouのような明確な哲学と情熱、そしてユニークな強みを持ったプロフェッショナルたちの挑戦を知ることは、私たち自身の投資や社会との関わり方を考える上で、きっと多くの刺激と学びを与えてくれるはずです。
この記事が、皆さんがKaihouや日本の投資環境について考える上で、少しでもお役に立てれば、これほど嬉しいことはありません。