Phoenix-Aichi オンライン教室

2025年9月20日オンライン教室レポート:「頑固さ」という成長の壁を壊せ!常識を疑う勇気が勝敗を分ける

DATE: 2025年9月20日

霧深い森の中の一本の道―常識を疑い、新たな道を進む勇気を象徴する大自然の風景

1. Opening: 大学生に勝利!次なるステージへの挑戦

この日のオンライン教室は、てる選手の嬉しい報告から始まりました。金沢での面接試験の傍ら、大学生との練習試合に臨み、見事1勝1敗という結果を残したとのこと。特に競った試合をものにした経験は、大きな自信に繋がったことでしょう。次なるステージへの挑戦が、着実に実を結び始めています。

【池田晴】 (00:00:00)

今日あの面接試験があって金沢まで行ってきてはい。練習もやらしてもらいました。はい。…ゲーム練習にて、えっと、1年、現1年生のこと、えっと、1人ずつやってもらって、1人の子に勝って1人の子に負けました。

【中島ノブヨリ】 (00:04:39)

やったじゃん。勝ち方を最近だいぶ覚えてきたからね。競り勝てるのかなと思います。

そして、この日の議論の中心となったのは、木曜日の振り返りから浮上した「頑固さ」というテーマ。コーチは、この「頑固さ」こそが成長を阻害する最大の要因の一つだと指摘します。それは、バドミントンの技術だけでなく、私たちの学びの姿勢そのものに深く関わっているのです。

今日のKey takeaway

「信念」と「頑固さ」は違う。真の信念とは、目的に向かって柔軟に変化し続けること。変わらないことに固執するのは、ただの「頑固さ」であり、成長を止める足かせでしかない。自分のスタイルを守ることと、変化を拒むことを混同してはならない。

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2. Deep Dive: 成長の敵「頑固さ」の正体

「成長の敵は頑固さ」―コーチはこの言葉を何度も繰り返します。では、その「頑固さ」とは一体何なのでしょうか。多くの人が「信念がある」ことと「頑固である」ことを混同している、とコーチは指摘します。

世界チャンピオンになるという「目的」のために、練習方法や考え方を柔軟に変えていくのは「信念」です。しかし、自分のやり方を変えないことを「信念」だと思い込むのは、現状維持を正当化しているに過ぎません。それは成長ではなく、停滞を選んでいることになります。

【中島ノブヨリ】 (00:07:44)

変わらないっていうのを信念があるっていう風になんかイメージしてる人って結構多い気がするんですけど、どうですかね。…目的に対してぶれないっていうのが本当の信念だと思うんですよね。ですけど、変わらないということを信念っていうのは違うよなっていう風に思うんだよね。

【中島ノブヨリ】 (00:09:41)

変わらないってことはそこのレベルのままい続けるってことになっちゃうんで、それって信念じゃないよねっていうね気がするんですよ。けど応にしてこう頑固税はやっぱり信念イコール変わらないというか変わらない思いみたいななんか言葉に騙されるのか知らないですけど自分を大切にというかねありのままの自分を大切にしようみたいな発想をして変わらないことが信念だみたいなぶれない心とかねわけのわかんないことを言い出すんですよ。

「ありのままの自分」という言葉も、時として成長を妨げる言い訳になります。本当の自分らしさとは、変化を恐れず、より良い自分を目指して学び続ける姿勢の中にこそ見出されるのではないでしょうか。

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3. Mystery: なぜ初心者は「常識」に囚われるのか?

議論はさらに深まり、「なぜバドミントン初心者は、一般的な常識(A)を求めてしまうのか?」という問いへと移ります。フェニックスで教えるような、より合理的で本質的な考え方(B)があるにも関わらず、多くの人はまず「みんながやっていること」を知りたがります。

初心者が「常識(A)」を選ぶ4つの心理

  1. 集団への帰属欲求: 上達よりも先に、バドミントンというコミュニティの「常識」を知り、仲間外れにならないことを優先してしまう。
  2. 努力の正当化: これまでAを信じて費やしてきた時間や努力を「無駄だった」と認めたくない心理が働き、新しい考え(B)を拒絶する。
  3. 現状維持バイアス: 「引いてロビング」のような、慣れ親しんだ枠組みを壊すことに心理的な抵抗を感じる。
  4. 初期経験の呪縛: 最初に学んだことが絶対的な基準となり、その後の学びの柔軟性を失わせてしまう。

【中島ノブヨリ】 (00:18:37)

これがまさにこの努力を否定したくないってことなんですよ。これ陥りますからね。…やばいですよ。本当に無駄なことをやってたとして無駄なことをやり続けたこれにはきっと価値があるって思いたいんですよ人間って。

コーチは、AからBへ移行することの難しさを認めつつも、その勇気を持つことの重要性を説きます。常識を知った上で、あえて合理的なBを選ぶ。その選択こそが、他者との差を生むのです。

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4. Real Talk: ラーメン屋事件から学ぶ「本質を見抜く力」

「本当にそうか?」と常に問い続けること。この視点は、バドミントンだけでなく、社会生活全般で重要だとコーチは語ります。その具体例として、過去に体験した「ラーメン屋事件」が披露されました。

【中島ノブヨリ】 (00:25:57)

(電光掲示板に「ラーメン」とあるのに店内には無く)ラーメンないっすかって聞いたら、ラーメンないっすよなんて言われて…『うちはさ、もう3ヶ月前からこれでやってっくから』と店長が怒り始めたんですよ。これは言わなきゃなと。…(抗議したら)日曜日の昼の団らんの時間をぶっ壊しね……結果どうなったかって言うと、1ヶ月後に通りかかったらお店潰れてました。

この話から見えてくるのは、事実(ラーメンがない)と建前(看板にラーメンと書いている)の矛盾、そしてそれを指摘された際の不誠実な態度が、いかに信頼を損なうかということです。これは、店と客の関係性にも通じます。客が店を選ぶように、店も客を選びます。しかし、その根底には対等な関係と誠実さが必要です。

また、「陰口」についての議論も興味深いものでした。コーチは、事実や現象を言葉にすることと、嘘や噂話を流す悪意のある「陰口」は全く異なると定義します。物事の性質を正確に捉え、言葉にしていく作業は、成長のために不可欠なのです。

コーチが語る「陰口」の再定義

【中島ノブヨリ】 (00:35:42)

ダメ人間ってこういうもんだよねっていう話って、ま、大きな括りで言ったら影口かもしれないけれども、事実というかね、現象を言葉にしてるだけですよね。…それって狭い意味で言うと影口に該当しない気がするんですよ。一般的に影口ってどういうのかって言うとね、まるまるさんってなんか会社の金横領したらしいよとかさ、あることないこと誇張するやつっていうのがやっぱ影口な気がするんですよね。

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5. Video Analysis: 「トンチンカンシングルス」動画分析で見えた思考の癖

教室の後半は、ayako suzuki選手とヨッシー選手のシングルスの動画分析へ。「トンチンカンシングルス」と名付けられたこの試合から、両選手の思考の癖や課題が浮き彫りになりました。

suzuki選手に対しては、「勝とう」という意識が強すぎると、試したいプレーができなくなり、逆に意識を変えると「分析モード」に入ってしまいプレーが淡白になるという課題が指摘されました。

【ayako suzuki】 (00:40:18)

向きにヨッシーに勝とうとするとその変えられなくなるんですよ、プレイを。で、1ゲーム目はぶっ込んでやって、で、それをやめようって思うと点が取れなくなって…そうすると冷静になっちゃうからやられてもああ、これ浅いかとかなんかそういうことを考えちゃうからあれなんです。

【中島ノブヨリ】 (00:41:27)

今の、普段だったらもうああとか言ってるとこでしょ。あんなヘアピンのミスなんかしたらさ、大体ぶち切れるような感じで言ってますよね。

また、コーチは具体的な配球についても鋭く切り込みます。序盤から相手の意表を突くようなトリッキーなショットを狙うのは、再現性が低く、セオリーから外れていると指摘。まずは基本に忠実な、確率の高いプレーを徹底することの重要性が語られました。ロビングの甘さなど、個々の技術的な課題も明らかになり、思考がプレーに直結していることが改めて示された分析でした。

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6. Takeaways: コーチング的5つの学び

今回の教室は、「頑固さ」という内面的なテーマから、具体的なプレーの思考法まで、深く多岐にわたる学びがありました。重要なポイントを5つに凝縮します。

1

「頑固さ」は成長の敵。信念とは変化を恐れないこと

自分のやり方に固執するのは信念ではない。目的に向かって常に最適な方法を探し、変化し続ける柔軟性こそが、真の強さに繋がる。

2

常識を疑う勇気を持つ。A(常識)を知り、B(合理性)を選ぶ

「みんながやっているから」で思考停止せず、その常識が本当に合理的か問い直そう。常識を理解した上で、より本質的な選択をすることが成長を加速させる。

3

努力を神聖化しない。過去に固執せず、今を取り入れる

過去の努力を否定したくないという気持ちは、新しい学びの障壁になる。費やした時間ではなく、未来の結果のために、過去のやり方を手放す勇気が必要だ。

4

物事の本質を問う。「本当にそうか?」という視点

他人の意見や社会の常識を鵜呑みにせず、常に自分の頭で考えよう。その批判的な視点が、見せかけや不誠実さを見抜き、正しい判断へと導く。

5

プレイは思考の現れ。配球の一つ一つに意図を持つ

なぜそのショットを選んだのか?動画分析で明らかになったように、何気ないプレーにも思考の癖が表れる。一貫した意図と再現性のあるプレーを心がけよう。

【中島ノブヨリ】 (00:32:52)

頑固税には社会的評価を重要視する傾向があると感じませんか?…パッと見るとですよ。とイメージするとそんな社会の方なんかどうでもいいよっていう感じしないですか?例えばラーメン屋の頑固じじとかさ…。そういう人ってなんか社会からね、どう思われようと俺の俺は俺のラーメン作るだけだみたいな風に見えるんですよ。パッと見えるんだけど、そうじゃないと思ってんですよね。

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7. Action: 「柔軟な思考」習慣チェックリスト

学びを行動に変えてこそ、力になります。今日のテーマ「頑固さからの脱却」を実践するための具体的なアクションリストです。思考の癖を変える一歩を踏み出しましょう。

「柔軟な思考」習慣チェックリスト

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8. Closing: 今日の学びを明日の一歩へ

「頑固さ」は、無意識のうちに私たちの成長にブレーキをかけています。今日の教室は、そのブレーキの存在に気づき、どうすればそれを外せるのかを考える貴重な機会となりました。常識を疑い、過去の自分に固執せず、常に「本当にそうか?」と問い続ける姿勢。それこそが、バドミントン選手として、そして一人の人間として成長し続けるための鍵です。

【中島ノブヨリ】 (00:52:00)

ちょっともうちょっと最後にすっきり眠れるようにちょっとお願いします。…なんでって言いましたね。ヨッシーが今なんで。テルさんの真似でしょうね。なんで。はい。さあ、なんでの効果が出るのか。

【ayako suzuki】 (00:52:00)

ありがとうございました。

今日の学びをインプットで終わらせず、ぜひチェックリストのアクションを一つでも実行してみてください。小さな変化を積み重ねることが、やがて大きな飛躍へと繋がります。次回の教室で、また新たな気づきを共有できることを楽しみにしています。

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