【脱・中級者!】バドミントン上級者への鍵は「途切れない動き」にあった!

「なぜか上級者のようにスムーズに動けない…」 「打った後の反応が遅れてしまう…」

バドミントンをしていて、そんな風に感じたことはありませんか? 一生懸命練習しているのに、中級者の壁をなかなか越えられない。その原因、もしかしたら「動きの区切り」にあるのかもしれません。

コートに立つ選手の動きをじっくり観察してみると、中級者と上級者の間には、ある決定的な違いが見えてきます。

中級者の動き:「打つ」と「備える」が別々?

中級者のプレーを見ていると、ドライブやレシーブを打った後、一度動きが止まってから次の準備動作に移る傾向があります。まるで、打ったシャトルの軌道を頭の中で巻き戻してから、「さあ、次!」と備えるような、**不自然な「間」**があるのです。

これは、ラケットヘッドの動きにも表れます。シャトルを捉える瞬間(100)と、その後の準備(0)の間で、速度が急激に変化し、まるで**「0-100-0-100-0」**と、カクカクと加速・減速を繰り返しているようなイメージです。この「区切り」が、次の動きへの遅れや、ぎこちなさにつながってしまいます。

上級者の動き:打球が次の準備を生み出す「円運動」

一方、上級者の動きには、この「区切り」がほとんど見られません。彼らのラケットワークは、まるで円を描き続けるかのよう。打球のインパクトの勢いを、そのまま次の準備動作へと滑らかに繋げていきます。

イメージは、止まることのないレーシングカー。一つのコーナー(打球)を抜けた勢いが、自然と次のコーナー(準備)への進入エネルギーとなる。この**「打つ→備える」**という一連の流れが、淀みなく連続しているのです。打球の勢いが無駄なく次の動きを生み出す – これこそが、上級者の持つ効率性とスムーズさの源泉と言えるでしょう。

境界線は「技術」ではなく「動きの連続性」

スマッシュの速さや、ヘアピンの精度といった個々の技術ももちろん大切です。しかし、中級者と上級者を分ける大きな境界線の一つは、実はこの**「動きの連続性」**にあるのではないでしょうか。

一つ一つの動作を「点」で捉えるのではなく、流れるような「線」で繋いでいく意識。それが、あなたのプレーを次のレベルへと引き上げる鍵になるかもしれません。

あなたの動き、途中で「区切り」が生まれていませんか?

今日から少しだけ、「動きの連続性」を意識して練習に取り組んでみてください。きっと、新たな発見があるはずです。

 

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