目次
- はじめに:バドミントンをもっと楽しむために!
- 基本のキ:これだけは押さえよう!
- バドミントンの目的
- シングルスとダブルス
- コートの秘密
- コートってどうなってるの?
- 知っておきたいラインの話
- 使うもの:ラケットとシャトル
- ラケットについて
- シャトルコックって?
- 試合開始!:トスで決めよう
- サーブが大事!:基本ルール
- 正しいサーブのポイント
- どこからサーブする?(シングルス・ダブルス)
- 得点のルール:どうやったら点が入る?
- ラリーを制してポイントゲット!
- 21点先取!ゲームの勝ち方
- プレー中:ラリーを続けよう!
- シャトルを打ち返そう
- こんな打球はOK?NG?
- よくある「フォルト」(反則)集
- サーブの時の注意点
- シャトルがコートの外に…
- 体に当たっちゃった!
- ネットタッチはダメ!
- その他のフォルト
- 「レット」って何?:ノーカウントでやり直し
- コートチェンジ:いつ交代するの?
- もっと詳しく知りたい人へ:プレー中の振る舞いや審判について
- まとめ:ルールを覚えて、バドミントンを楽しもう!
- 日本バドミントン協会 競技規則 詳細
<h2>はじめに:バドミントンをもっと楽しむために!</h2>
「バドミントン、楽しいけどルールがちょっと難しい…」そう思っているキミへ!
実は、基本的なルールを知るだけで、バドミントンはもっと面白くなるんです。このページでは、試合を観戦するときはもちろん、自分でプレーするときにも役立つバドミントンのルールを、高校生や大学生にもわかりやすく解説します。
フェアプレーの精神で、正々堂々戦うためにも、ルールはとっても大切。さあ、一緒にルールをマスターして、バドミントンをもっと深く楽しもう!
<h2>基本のキ:これだけは押さえよう!</h2>
まずは、バドミントンというスポーツの基本中の基本から見ていきましょう。
<h3>バドミントンの目的</h3>
バドミントンの目的は、シャトルコック(シャトル)をネット越しに相手コートに打ち込み、相手が法律的に返球できないようにすることです。相手が返せなかったり、相手の打ったシャトルがコート外に出たり、相手が反則(フォルト)をしたりすると得点になります。
<h3>シングルスとダブルス </h3>
バドミントンには、主に2つのプレースタイルがあります。
- シングルス: 1対1で戦う形式です。コートの広さやサーブのルールがダブルスとは一部異なります。
- ダブルス: 2対2で戦う形式です。パートナーとの連携が重要になります。
<h2>コートの秘密</h2>
バドミントンコートには、いろいろなラインが引かれています。それぞれのラインの意味を知ることが、ルール理解の第一歩です。
<h3>コートってどうなってるの? </h3>
バドミントンコートは長方形で、中央にネットが張られています。 ネットの高さは、中央で1.524メートル、ダブルスのサイドライン上では1.550メートルです。
<h3>知っておきたいラインの話 </h3>
コートにはたくさんのラインがありますが、特に重要なのは以下のラインです。
- サイドライン: コートの左右の境界線。シングルス用とダブルス用で幅が異なります。
- バックバウンダリーライン: コート奥の境界線。これもシングルスとダブルスで位置が異なります(シングルスでは奥のライン、ダブルスでは手前のラインがロングサービスラインとなる場合がある)。
- ショートサービスライン: ネットに近い位置にあるライン。サーブはこのラインを越えなければなりません。
- センターライン: コートを左右に分けるライン。サーブを入れるエリアを区切ります。
<h2>使うもの:ラケットとシャトル</h2>
バドミントンに欠かせない道具、ラケットとシャトルコックにもルールがあります。
<h3>ラケットについて </h3>
ラケットは、フレームの全長が680mm以内、幅は230mm以内と規定されています。 ストリング(ガット)が張られたストリングド・エリアでシャトルを打ちます。
<h3>シャトルコックって? </h3>
一般的に「シャトル」と呼ばれる羽のついたボールです。天然の鳥の羽根を使ったものや、合成素材で作られたものがあります。 重さは4.74グラムから5.50グラムです。
<h2>試合開始!:トスで決めよう </h2>
試合を始める前には「トス」を行います。 じゃんけんやコイントスなどで勝った方が、以下のいずれかを選びます。
- 最初にサーブをするか、レシーブをするか
- 試合開始時にどちらのエンド(コートサイド)を選ぶか
負けた方は、残った方を選びます。
<h2>サーブが大事!:基本ルール</h2>
サーブはラリーの始まり。正確なサーブが勝利への鍵です!
<h3>正しいサーブのポイント </h3>
サーブにはいくつかの重要なルールがあります。
- サーバー(サーブを打つ人)とレシーバー(サーブを受ける人)は、サービスコート内に斜めに向かい合って立ちます。
- サーブを打つ瞬間、シャトル全体がコート面から1.15メートル以下でなければなりません。
- サーバーのラケットは、シャトルの台(コルクの部分)を最初に打たなければなりません。
- サーブは、ラケットヘッドが後方へ動き終わった時点から、前方への動きを継続して行わなければなりません。
- サーバーとレシーバーは、サーブが終わるまで両足の一部分がコート面に接していなければなりません。
<h3>どこからサーブする?(シングルス・ダブルス) </h3>
サーブを打つ場所(サービスコート)は、自分の得点によって変わります。
- シングルスの場合:
- サーバーの得点が0点か偶数のとき:右サービスコートからサーブし、相手も右サービスコートでレシーブします。
- サーバーの得点が奇数のとき:左サービスコートからサーブし、相手も左サービスコートでレシーブします。
- ダブルスの場合:
- サービングサイドの得点が0点か偶数のとき:右サービスコートからサーブします。
- サービングサイドの得点が奇数のとき:左サービスコートからサーブします。
- レシーバーは、サーバーと対角線上のサービスコートにいるプレーヤーです。
- サービス権が移った場合、新しくレシーブする側は直前にサーブした同じサービスコートに留まります。
<h2>得点のルール:どうやったら点が入る?</h2>
ポイントを取ってゲームに勝つ!得点の仕組みを理解しましょう。
<h3>ラリーを制してポイントゲット! </h3>
サーブから始まったシャトルの打ち合いを「ラリー」と呼びます。 ラリーに勝ったサイドが得点します。 例えば、以下のような場合に得点となります。
- 相手がシャトルをコート内に返せなかった場合
- 相手が打ったシャトルがコートの外に出た場合
- 相手がフォルト(反則)を犯した場合
<h3>21点先取!ゲームの勝ち方 </h3>
- 1ゲームは、基本的に21点を先に取ったサイドが勝ちとなります。
- ただし、スコアが20対20(20オール)になった場合は、その後2点リードしたサイドがそのゲームの勝者となります。
- もしスコアが29対29(29オール)になった場合は、30点目を取ったサイドがそのゲームの勝者となります。
- 通常、マッチ(試合)は3ゲーム行い、2ゲーム先取したサイドがマッチの勝者となります。
<h2>プレー中:ラリーを続けよう!</h2>
ラリー中は、相手コートにシャトルを打ち返し続けます。
<h3>シャトルを打ち返そう</h3>
相手から打たれたシャトルを、ネットを越えて相手コート内に打ち返します。シングルスでは1人で、ダブルスではパートナーと協力してシャトルを追います。
<h3>こんな打球はOK?NG? </h3>
- OKな打球:
- ラケットのストリングド・エリアでシャトルを打つ。
- シャトルがネットの上を越えて相手コートに入る。
- NGな打球(フォルトになります):
- シャトルをラケットで保持したり、投げたりする(キャッチやスロー)。
- 同じプレーヤーが2回連続してシャトルを打つ(ただし、1回のストロークでラケットヘッドとストリングド・エリアに連続して当たるのはフォルトではない)。
- ダブルスで、パートナーと連続してシャトルを打つ。
- シャトルがネットを越えずに自コートに落ちる。
<h2>よくある「フォルト」(反則)集</h2>
「フォルト」をすると相手に点数が入ってしまいます。どんなことがフォルトになるのか見てみましょう。
<h3>サーブの時の注意点 </h3>
第9条第1項に定められた正しいサービスができなかった場合はフォルトです。 例えば…
- サーブを打つ瞬間に、シャトル全体がコート面から1.15mより高かった。
- サーブを打つときに足がサービスコートのラインを踏んでいたり、浮いていたりした。
- 間違ったサービスコートからサーブした。
- サーブでシャトルを打ちそこなった。
<h3>シャトルがコートの外に… </h3>
打ったシャトルが、コートの境界線の外に落ちた場合はフォルトです(境界線上はイン)。
<h3>体に当たっちゃった! </h3>
インプレーのシャトルが、プレーヤーの体や着衣に触れた場合はフォルトです。
<h3>ネットタッチはダメ! </h3>
インプレー中に、ラケットや体、着衣がネットまたはその支持物に触れるとフォルトです。
<h3>その他のフォルト</h3>
- オーバーネット: ネットを越えて相手コート側でシャトルを打つこと(ただし、打点が自コート側で、フォロースルーでラケットがネットを越えるのはOK)。
- ドリブル(ダブルヒット): 同じプレーヤーが2回連続してシャトルを打つこと。
- オブストラクション(妨害): 相手プレーヤーの正当なショットを妨害する行為。
<h2>「レット」って何?:ノーカウントでやり直し </h2>
「レット」は、主審またはプレーヤー(主審がいない場合)によってコールされ、プレーを一時停止し、そのラリーをやり直すことです。 前のサーブからプレーは無効となり、直前のサーバーが再びサービスをします。
例えば、以下のような場合にレットになります。
- レシーバーの態勢が整う前にサーバーがサーブをしたとき(レシーバーが返球しようとしなければ)。
- プレー中にシャトルが分解したとき。
- 予期せぬ事態や突発的な事故が起きたとき(例:隣のコートからシャトルが入ってきた)。
- サービスが打ち返された後、シャトルがネットの上に乗ったり、ネットを越えた後にネットに引っかかったりした場合(車椅子バドミントンでフォルトになる場合を除く)。
<h2>コートチェンジ:いつ交代するの? </h2>
プレーヤーは、以下のタイミングでコートのエンド(サイド)を交代します。
- 第1ゲームが終了したとき。
- 第2ゲームが終了したとき(第3ゲームを行う場合)。
- 第3ゲームで、どちらかのサイドが最初に11点に達したとき。
もしエンドの交代を忘れてしまった場合は、間違いが発見され次第、シャトルがインプレーでなくなったときに速やかに交代します。スコアはそのままで継続します。
<h2>もっと詳しく知りたい人へ:プレー中の振る舞いや審判について </h2>
バドミントンには、プレーの継続やインターバル、アドバイスに関するルール 、さらには審判員の役割や判定に関する詳細な規定もあります。 プレーヤーは常にフェアプレーを心がけ、相手に敬意を払うことが大切です。故意にプレーを遅らせたり、相手を妨害したりする行為は警告やフォルトの対象となることがあります。
<h2>まとめ:ルールを覚えて、バドミントンを楽しもう!</h2>
どうでしたか?バドミントンの基本的なルールが少しでも身近に感じられたでしょうか。
ルールを知ることは、プレーヤーとして成長するためだけでなく、試合観戦をより深く楽しむためにも繋がります。初めは難しく感じるかもしれませんが、プレーしていくうちに自然と身についていくはずです。
この記事が、皆さんのバドミントンライフをより豊かにするための一助となれば嬉しいです!
<h2>日本バドミントン協会 競技規則 詳細</h2>
さらに詳しい公式ルールについては、以下のリンクから日本バドミントン協会の競技規則をご確認ください。