「半分の叱責」が選手の可能性を奪う – 一流指導者の本気の伝え方

あなたはコートの側に立ち、練習を見守っています。有望な選手がミスを重ね、モチベーションが明らかに低下している—そんな時、何と声をかけますか?

「叱らずに見守るか、思い切って叱るか」

この選択が、その選手の未来を大きく左右するかもしれません。

バドミントンの世界では、一瞬の判断が勝敗を分けます。同様に指導の世界でも、その「タイミング」と「強度」が選手の成長を左右するのです。

多くの指導者は選手の気持ちを傷つけまいと、「まぁ、次頑張ろうか」と遠慮がちに声をかけます。しかし、この「中途半端な優しさ」こそが選手の可能性を奪っていることに気づいていますか?

私の20年の指導経験から言えることは、本気で叱ることは本気で信じていることの証明だということ。顎を引き、真っすぐ目を見て、心からの言葉を伝える。その姿勢から選手は「自分に期待されている」と感じるのです。

フットワークを磨くように指導のスキルも磨く。ラケットワークを極めるように言葉の選び方も極める。そして何より、スマッシュを打つように、必要な時には思い切って伝える勇気を持つ。

選手があなたの目を見て「ありがとうございます」と言える関係を築いてこそ、厳しい言葉も響きます。本気の叱責が、選手の人生の転機になることを、私はコートで何度も目撃してきました。

あなたの言葉は、次を目指す選手の背中を押す力になるかもしれません。

 

 

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