「無謀と挑戦の違い」
凡ミスをすると、「無謀なショットは打たず、手堅く入れていけ!」というように、無謀が否定され、リスク最小が推奨されるという場面が見受けられます。
一方、手堅く入れにいった結果、甘くなって失点すると、「入れにいくだけじゃやられる。もっと挑戦しよう!」という声に代表されるように、挑戦が肯定され、リスクをとることが推奨される場面が見受けられます。
無謀と挑戦の違いは何か、考えてみましょう。
以下の例ではいかがでしょうか?
ダブルスで相手からスマッシュを受け、ショートリターンで返すような場面を想定してみましょう。
ここでネットスレスレを狙い、ミス・・・これは無謀と言われると思います。
逆に浮かせて返したが、前衛に叩かれる・・・これは挑戦だと思います。
この違いは、学びの大きさだと思います。
前者でわかることは、ネットを越えなければミスということでしょうか。それはルールを知ったときからわかっていることですね。
後者でわかることは、どのように返すと次も返せるのか、やられるのかを理解できるようになります。
対人競技として、どちらが学びが大きいか明白ですよね。
学びが大きい方を、私たちは「挑戦」と呼ぶのではないしょうか。